デイリーニュース

  • 「野蛮の衝突」パリの銃撃事件後 米国の中東政策は過激派をどう煽るのか

    パリの「シャルリー・エブド」(Charlie Hebdo)紙銃撃事件について、レバノン系フランス人の学者で、ロンドン大学の東洋アフリカ学院(School of Oriental and African Studies)教授ジルベール・アシュカルに話を聞きます。「今回のことはその背景に即して考える必要があります」とアシュカルは言います。「欧米の干渉、中東での欧米の活動が今回の事件の土壌を作ってきました。私はかつてそれを野蛮の衝突と呼びました。欧米による干渉はその野蛮の最たるものなのです。」さらに、アシュカルは彼が、「最も狂信的で、最も保守的なイスラム解釈のイデオロギーの出どころ」と呼ぶサウジ・アラビアと米国の関係についても議論します。

    dailynews date: 
    2015/1/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 伝説的漫画家アート・スピーゲルマンと 学者タリク・ラマダン シャルリー・エブド紙銃撃と 風刺の力関係を語る

    パリの「シャルリー・エブド」(Charlie Hebdo)紙銃撃事件の検証の続きとして、同紙の背景と、様々に議論されてきた同紙の風刺の歴史を検証しましょう。2人のゲストをお招きしました。まずは、著名な米国の漫画家で、編集者でもあり、コミックを広めるために運動してきたアート・スピーゲルマンです。彼のピュリッツァー賞受賞作Maus(『マウス』)は、これまでで最も重要なグラフィックノベルであると同時に、ナチのホロコーストについての書かれたものの中で最も影響力を持つと考えられています。もうひとりはオックスフォード大学の現代イスラム学(Contemporary Islamic studies)教授で、ヨーロッパで最も著名なムスリム知識人の一人であるタリク・ラマダンです。

    dailynews date: 
    2015/1/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 学者タリク・ラマダン ハーパー誌発行人リック・マッカーサー シャルリー・エブド紙銃撃事件と欧米のイスラム教徒への扱い

    風刺新聞「シャルリー・エブド」(Charlie Hebdo)の事務所が銃撃され死者が出た事件で、フランスは喪に服しています。銃撃の容疑者、フランス生まれのアルジェリア系兄弟2人を追う、大規模な捜索が現在行われています。「シャルリー・エブド」紙は2011年、様々に議論された預言者ムハンマドの風刺マンガを掲載したのち、脅迫を受け火炎瓶で襲撃されました。今回のパリの襲撃について2人のゲストに議論してもらいます。オックスフォード大学の現代イスラム学(Contemporary Islamic studies)教授で、ヨーロッパで最も著名なムスリム知識人の一人であるタリク・ラマダンと、国際的抗議を巻きおこしたデンマークの預言者ムハンマドの風刺画を、2006年、米国の刊行物としてははじめて再掲載したハーパー誌発行人ジョン・R・マッカーサーです。

    dailynews date: 
    2015/1/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 著名なイスラム学者タリク・ラマダン: パリの雑誌への攻撃は「我々の宗教へ真の背信」

    少なくとも12人が殺害されたフランスの風刺雑誌の襲撃事件に戻ります。目撃者は覆面の武装者がシャルリーエブド誌のオフィスに侵入し自動銃を発砲したと証言しています。犠牲者には4人の漫画家と2人の警官が含まれます。犯人を逮捕するためパリ中で厳重な警備態勢が引かれています。シャルリーエブド誌は、預言者ムハンマドの風刺画を掲載したことで、2012年に全中東中地域で抗議が広がり攻撃と脅迫を受けていました。オックスフォード大学の近代イスラム学教授であり、イスラム学においてヨーロッパでも最も著名な知識人の一人とされるタリク・ラマダンに話を聞きます。この攻撃がイスラム過激派によると報道されていることについて「我々の宗教への真の背信」とラマダンは述べます。

    dailynews date: 
    2015/1/7(Wed)
    記事番号: 
    5
  • マリオ・クオモ (1932-2015) を追悼: 元ニューヨーク州知事 労働階級の擁護者

    民主党員でニューヨーク州知事を3期勤め1月1日に他界したマリオ・クオモ元知事が6日埋葬されました。クオモは自らのカトリック信条に反し妊娠中絶を受ける権利を支持し、死刑にも反対、他にもいろいろな業績を残した一方、州の刑務所システムも拡大しました。クオモは現在のニューヨーク州知事であるアンドリュー・クオモの父でもあります。クオモ現知事はイグナチオ・デ・ロヨラ教会で弔辞を述べました。マリオ・クオモは1984年の民主党全国大会の基調演説で、当時のロナルド・レーガン大統領が米国を「丘の上に輝く町」と表現したことに異を唱えた名演説で有名です。デモクラシーナウ!の共同ホストのニューヨーク・デイリー・ニュース紙のフアン・ゴンザレスにクオモの生涯とレガシーを話してもらいます。

    dailynews date: 
    2015/1/7(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ファーガソンの大陪審員 箝口令と戦う 検察は事件の取扱いを誤り公衆を欺いたと非難

    非武装のアフリカ系アメリカ人マイケル・ブラウンを銃殺したファーガソン警察官ダレン・ウィルソンを不起訴にした事件で、大陪審の陪審員の一人が、この事件について公に発言する権利を求め訴訟を起しています。この訴えによれば、検察官ボブ・マクロックが告発できる可能性のある事件を「曖昧で、時宜を得ない状態」で大陪審に提供したとし、他の告発よりも「犠牲者の方により強く焦点が当てられていた」としています。また、ウィルソンに対し「大陪審員全員が罪を問わないことに賛成した」とされていることについても異議を唱えています。この陪審員は、大陪審のメンバーが課されている生涯を通じた箝口令についても疑問を呈しています。この陪審員については、セントルイス郡の住人であることだけが開示されています。この匿名陪審員の代理人を務めるミズリー州のアメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union) のトニー・ロザートに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/1/7(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 報道の自由への戦い NYタイムズ記者は投獄されるのか? ジェームス・ライゼンは情報源は明かさないと証言

    報道の自由に関する裁判の審問に、5日ニューヨーク・タイムズ紙の調査報道記者ジェームス・ライゼンが証人として出頭しました。これはライゼンに彼の記事の情報源を明かすよう強制するため、彼に出頭命令を出そうとする政府側との7年にわたる法廷闘争の末実現したものです。このバージニア州での審問は、ライゼン記者に機密情報を漏らしたとして起訴されている元CIA職員ジェフリー・スターリングの裁判に先んじて行われました。その情報はCIAによるイランの核開発妨害工作についての情報でその工作は失敗していました。ライゼンがスターリングの裁判で証言するかどうかは分かりませんが、スターリングの弁護士は、ライゼンから更なる情報が入手できなければ、この起訴内容は却下されるべきだと言います。この事件を報道している ニューヨーク・タイムズ紙の同僚であるマット・アプーゾに話を聞きます。アプーゾはAP記者としてアダム・ゴールドマンと共に、ニューヨーク市警のイスラム教徒監視プログラムの報道でピューリツァー賞を受賞しました。米司法省は彼らの記事に関しても、誰が情報を漏洩したかについて、別の3つの捜査を開始しています。

    dailynews date: 
    2015/1/7(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「シャルリー・エブド」襲撃事件:預言者ムハンマドの風刺画掲載で知られる仏の雑誌で12人が殺される

    パリにあるフランスの風刺週刊誌の本社が銃撃され少なくとも12人が殺害されました。目撃者によると覆面の武装者がシャルリ―エブド誌の事務所に侵入し発砲したとのことです。死亡者には4人の漫画家と2人の警官が含まれています。シャルリ―エブド誌は預言者ムハンマドの風刺画を掲載したことで多くの脅迫を受けていました。2012年、同誌は性的なポーズをとったムハンマドの風刺画を掲載し、全中東地域から抗議が殺到しました。このためフランスは20ヵ国で大使館や公的事務所の閉鎖に追い込まれました。同誌は表現の自由の弁護者として、また宗教過激主義に反対して、風刺画を掲載すると主張し続けました。ジャーナリスト保護委員会(Committee to Protect journalists)の副委員長ロバート・マホニーとパキスタン系英国人政治評論家、歴史家、アクティビスト、映画製作者、作家でニューレフトレビュー誌の編集者であるタリク・アリに話を聞きます。

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    2015/1/7(Wed)
    記事番号: 
    1
  • オバマがペーニャ・ニエト墨大統領を迎える中、メキシコの連邦警察と学生の失踪を結び付ける衝撃的な報告が明らかに

    1月6日、オバマ大統領がメキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領をホワイトハウスに迎えるに際し、複数の人権団体は、メキシコ政府が国家治安部隊による虐待に対する捜査と起訴をしなかったことについて、同政府に圧力をかけるようオバマに求めています。二人の会談は衝撃的な新たな報告の直後でした。この報告は、ゲレロ州での地元警察による襲撃の後、43人の学生が行方不明になった夜に何があったのかメキシコ政府は知らなかったとする主張と真っ向から対立するものです。メキシコの「プロセソ誌」(Proceso)によると、連邦警察はこの攻撃に一役買い、連邦当局者は主要な証人を拷問にかけた可能性があります。この事件はメキシコ全土および世界中での抗議行動に火をつけました。新事実を報じた2人の記者アナベル・ヘルナンデスとスティーブ・フィッシャーに話を聞きます。ヘルナンデスはメキシコの捜査ジャーナリストとして第一線で活躍し、Narcoland: The Mexican Drug Lords and Their Godfathers(『麻薬王国:メキシコの麻薬王たちとその守護神たち』)でもあります。

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    2015/1/6(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「後腐れのないデビッド・デューク」:共和党院内幹事のスティーブ・スカリースが人種差別団体での演説で辞任か?

    1月6日、米議会が新たに召集される一方で、共和党員のトップの一人が、白人至上主義者とネオナチの集会でかつて演説したことを認めました。下院院内総務のスティーブ・スカリースは2002年の「欧米統一権利団体」(European-American Unity and Rights Organization:EURO)の集会で演説したという報告を認めました。EUROは元クー・クラックス・クラン(KKK)の指導者で、おそらく全米で最も悪名高い白人至上主義者であるデビッド・デユークによって設立されています。スカリースは当時、ルイジアナ州議員でした。1月5日、ホワイトハウス報道官のジョシュ・アーネストは、「スカリース氏は自分のことを『後腐れのないデビッド・デューク』と称したとされています。このことが下院共和党会議について何を語るのか、それは共和党自身が決めることです」と述べました。南部貧困法律センターのシニアフェローで、スカリースの否認には信憑性がないと言う、マーク・ポトックから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/1/6(Tue)
    記事番号: 
    2

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