デイリーニュース

  • 外交的に妊娠: 獄中にあった「キューバの5人」の1人の妻の人工授精を米国が援助

    今日は「ディプロマキュレート」(dilomaculate) と呼ばれた、愛、誕生、政治の話で放送を締めくくります。16年間の監獄から釈放された「キューバの5人」の一人の妻が2週間後に出産を控えています。これは稀な外交的行動のおかげで起こったことです。胎児の父親ヘラルド・ヘルナンデスは3人の元キューバ諜報員の1人で、先週行われたキューバとの囚人交換で解放されました。ヘルナンデスには夫婦間の訪問が許可されたことはありませんが、キューバ政府からの資金提供とバーモント州の上院議員のパトリック・レイヒーに助長され、米国政府により認可された方法で、凍結精子をパナマに運び彼の妻に受胎することが出来ました。「キューバの5人」の代理人のマーティン・ガーバスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/24(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 悪夢のタクシー同乗:オレゴン州の獣医、ドラッグ密売人との同乗後 東ティモールで投獄される

    2年近く前、オレゴン州ポートランドのステイシー・アディソンは南極から始まる世界一周旅行を開始しました。しかしこの旅は東ティモールに到着した直後悪夢となります。9月5日獣医のステイシーは、初めて会ったもう一人の乗客とタクシーをシェアし一緒に乗り込みました。この乗客は運転手に対し、荷物を受け取るのでDHLの郵便局に寄るよう頼みました。その荷物には違法薬物が含まれ、その後すぐにタクシーは警察に停められました。警察は車内にいた全員を逮捕しました。それから3ヶ月以上経ちましたが、未だにステイシーは東ティモールで監禁されています。彼女の家族と友人達は彼女の釈放のための国際的なキャンペーンを行っています。ステイシー・アディソンの母バーナデット・キロと東ティモール開発監視分析研究所(Timor-Leste Institute for Development Monitoring and Analysis)ラのチャールス・シャイナーの二人に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/24(Wed)
    記事番号: 
    3
  • グアンタナモは本当に閉鎖されるのか?米国はさらに数人の囚人を解放したが 未だ多数が獄中に

    グアンタナモ基地軍事刑務所を閉鎖すると約束してから6年、オバマ大統領はようやく13年間続いたキューバの軍事刑務所から囚人達を解放し始めました。12月初めに、4年前に解放が承認されていた6人の囚人がウルグアイに送還され、さらに今週4人のアフガニスタン人が解放されて帰国しました。この送還は2009年以来、一番大きな集団の解放です。その間オバマ政権のグアンタナモ閉鎖使節であったクリフォード・スローンが、辞表を提出しました。しかし、132人の囚人が未だに獄中に残っています。 グアンタナモは本当に閉鎖されるのでしょうか。憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)の上級専従弁護士パーディス・ケブレイに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ファーガソン、NYCに続きミルウォーキーでも:黒人男性を射殺した警官の不起訴で抗議激発

    ウィスコンシン州の検察は、精神疾患のあるアフリカ系アメリカ人の男性を射殺した白人警官を起訴しないことを決定しました。今年4月、ミルウォーキー市の警官クリストファー・マニーは公園で寝ていた男性に関する通報に応えるため現場に向かいました。マニーが到着すると、すでに別の二人の警官がこの男性と話をした後で、この男性は特に問題を起こしていないことが分かりました。しかしマニーの証言によれば、この男性ドントレ・ハミルトンは、ボディーチェックをしようとするマニーに抵抗し、警棒を掴んでマニーを殴ったためマニーは発砲し、結果的にハミルトンを14回撃ち射殺しました。この発砲は、精神病患者の取り扱いに関する警察の規則に違反していたため、マニーは警察を解雇されました。しかしミルウォーキー郡地方検事は22日、この発砲が正当防衛であったためマニーを起訴しないと発表しました。この射殺事件に抗議して、ミルウォーキーではすでに大きなデモが起っており、19日には抗議者が高速道路を一時閉鎖して74人の逮捕者を出しました。翌日20日、ウィスコンシン州知事スコット・ウォーカーは州の国家警備隊に待機するよう命令を出しました。米司法省は連邦政府がこの事件を捜査すると発表しました。本日は民主党のミルウォーキー州議会議員マンデラ・バーンズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「すべての戦争を始めるための戦争」:25年前の米国によるパナマ侵攻がその後の戦争の準備を整えたのか?

    2014年12月は、米国主導のパナマ侵攻25周年です。1989年12月20日、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領は、かつて米の協力者であったパナマの指導者マヌエル・ノリエガに対する麻薬密売罪の逮捕状を執行する「ジャスト・コーズ作戦」を発動しました。この攻撃期間中、米国は、ニューヨーク市警察よりも小さな規模の軍隊を持つ国に対して、高性能な兵器と航空機で装備された2万4000人の部隊を投入しました。パナマ侵攻と、いかにそれがその後の米国の軍事侵攻のテンプレートになったかについて、3人のゲストに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/23(Tue)
    記事番号: 
    4
  • コリン・パウエルの元補佐官ウィルカーソン大佐:ブッシュとチェイニーは戦争犯罪に問われるべきだ

    中央情報局(CIA)の拷問プログラムに関わったジョージ・W・ブッシュ政権の当局者ら訴追への要求が高まっています。アメリカン自由人権協会とヒューマン・ライツ・ウォッチは12月22日、拷問プログラムに関する上院情報委員会の報告書に詳述された犯罪を捜査する特別検察官を任命するようエリック・ホルダー司法長官に求めました。ニューヨーク・タイムズ紙の編集委員会は12月22日、全面的かつ独立した犯罪捜査を要求しました。2002年から2005年までコリン・パウエル元国務長官の首席補佐官を務めた、ローレンス・ウィルカーソン大佐に、起訴について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 元ブッシュ政権高官:米国はイラク戦争の口実になる間違った情報を引き出すために囚人たちを拷問した

    12月初旬の上院の調査結果の発表以来、中央情報局(CIA)が拷問プログラムをおこなった動機は唯一、9・11後の正当防衛だったという仮説にほぼ疑いの余地がないかのようなことになっています。ジョージ・W・ブッシュ政権が、アルカイダとサダム・フセインを結び付け、イラク侵攻を正当化する情報を引き出すという全く別の目的のたにも囚人たちを拷問していた事実はほとんど認識されていません。上院の報告書と他の批評家らが、拷問は間違った情報を生み出したと述べる一方、まさにそれがこの拷問プログラムの目的の一つだったのかもしれません。2002年から2005年までコリン・パウエル元国務長官の首席補佐官を務め、現在は引退したローレンス・ウィルカーソン大佐から話を聞きます。ウィルカーソンは、イラクを大量破壊兵器所有で不当に告発したパウエルによる2003年2月の国連での悪名高いスピーチを準備する手助けをしました。この主張はCIAに代わってエジプトが拷問したある囚人から引き出された供述の一部を基にしていましたが、この人物は後に供述を撤回しました。ウィルカーソンは、イラク戦争は始まる1年前、9.11攻撃の数ヶ月後の2002年の春ごろから拷問プログラムの尋問は「アルカイダとイラク政府の接触とその協力関係に焦点が当てられるようになりました。9.11のような攻撃がまたあるかどうかを探り出そうとしていたのです。

    dailynews date: 
    2014/12/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 医療従事者らを武器化:米国の拷問プログラム医療専門家らが最大の道具になった過程

    「人権のための医師団」(Physicians for Human Rights)は、連邦委員会の一つに対し、中央情報局(CIA)の拷問に参加したすべての医療従事者を調査・記録し、責任を取らせることを求めています。同団体は12月第3週、Doing Harm: Health Professionals’ Central Role in the CIA Torture Program(「危害を加えること:CIAの拷問プログラムにおける医療従事者らの中心的役割」)という題名の報告書を発表しました。同報告書は、拷問プログラムに関わった医療関係者らは囚人たちに人体実験を行ったことによって、第二次大戦後のナチの当局者と医師らの裁判をもとに作成されたニュルンベルク綱領に違反する戦争犯罪を犯した可能性があることしています。「人権のための医師団」の調査倫理顧問で、この新たな報告書を共同執筆したナサニエル・レイモンドから話を聞きます。「我々は今、ブッシュ政権の法的断熱材、つまり無罪放免カードとして医療従事者たちが果たした重要で不可欠な役割の明らかな証拠を検証しています」と、レイモンドは言います。

    dailynews date: 
    2014/12/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 北朝鮮を笑う映画「ザ・インタビュー」 だが本当の笑い話は映画の裏話と米政策か?

    オバマ大統領は、ソニー・ピクチャーズがハッキングされたことを受けて米政府が北朝鮮をテロ支援国家に再指定することを検討していると声明を出しました。ソニー・ピクチャーズは先週、劇場への脅迫や、北朝鮮政府からの命令で行われたと当局者が言う企業データのハッキングがあったことを受け、北朝鮮の金正恩第1書記の殺害計画をめぐる軽快コメディー映画『ザ・インタビュー』の公開を中止しました。北朝鮮は、核施設の全面検査に合意した2008年にリストから名前が外されるまで、米国のテロ支援国家リストに20年間名前が掲載されていました。先月行われたサイバー攻撃は「平和の守護者」を名乗るグループが犯行声明を出しています。このグル―プは、ソニーの数千人の従業員や有名人の給与と社会保障番号を公表し、映画上映時の襲撃の脅迫も行いました。米高官らはこの攻撃の黒幕が北朝鮮であると言っていますが、多くの専門家は証拠が十分かどうかに対し疑問を投げかけています。北朝鮮は関与を否定し、それを証明するために米政府との共同捜査を提案しました。本日は調査報道記者で30年間米国と北朝鮮の関係について執筆してきたティム・ショーロックと、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校の助教授でコリア政策研究所理事のクリスティン・ホンに話を聞きます。ホンは、北アメリカ平和代表団の一員としての訪問を含め、北朝鮮での滞在経験があります。

    dailynews date: 
    2014/12/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • NYの警官殺害で市警組合が市長と抗議デモ参加者の責任と非難 平静を呼びかける声ひろがる

    ニューヨークは、数年ぶりに発生した警察官を狙った殺人事件の余波への対応に追われています。ウェンジアン・リウ警官とラファエル・ラモス警官は20日、ブルックリン地区でパトカーに乗っているところを白昼、襲われました。発砲したとみられる28歳のイズマイル・ブリンズリー容疑者は近くの地下鉄駅に逃げ込み、そこで銃で自殺しました。ブリンズリーはメリーランド州で事件の数時間前、元恋人を銃で撃って負傷させていました。その後、彼女のインスタグラムのアカウントを使用し、エリック・ガーナーやマイケル・ブラウンの死への報復のために警察官を殺害することを示唆した反警察メッセージを出していました。ブリンズリーは度々違法行為を行い、数回逮捕され、少なくとも2年間刑務所に入っていました。彼の家族によると彼は精神的な問題を抱えており、1年前には自殺未遂を図っていたとの報告もあります。ですがニューヨーク最大の警察官組合の会長は、警察官の行き過ぎた暴力に対して最近行われている抗議行動と、この抗議行動の問題意識に共感を表明したビル・デブラシオNY市長に責任があると非難しています。事件後、警察労組「警察官相互扶助組合(PBA)」のパトリック・リンチは「今夜、多くの人が殺人に加担した。その人たちとは、ニューヨーク市警察官が毎日行ってきたことを壊そうとする、デモを口実にし路上で暴力をあおった人たち。

    dailynews date: 
    2014/12/22(Mon)
    記事番号: 
    1

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