デイリーニュース

  • アサタ・シャクール:米・キューバ関係正常化で指名手配中の亡命ブラックパンサーの身に何が?

    ニュージャージー州当局は、米国とキューバが関係修復に向け歴史的な接近を始めたことが、ブラックパンサー党員アサタ・シャクールの逮捕投獄への追い風になると期待しています。「キューバとの関係の変化は、シャクールを米国に連行し1973年のニュージャージー州警察官殺害に対して下された判決に従わせるチャンスと考える」と州警察本部長のリック・フエンテス大佐は言います。1973年の遭遇戦では警官とブラックパンサーのザイド・マリク・シャクールの双方が命を落としました。アサタ・シャクールは、あげていた両腕を警察に撃たれ、さらに背後から撃たれました。アサタは終身刑の判決を受けましたが、脱獄してキューバに逃亡し、1984年以来、当地で暮らしています。今後、アサタの身に何が起こるのでしょうか?2人の弁護士、マイケル・ラトナーとマーティン・ガーバスにこの質問をぶつけてみました。            

    dailynews date: 
    2014/12/19(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ブッシュ チェイニー ラムズフェルド CIA幹部は拷問の罪で裁かれるべきか?ドイツで戦争犯罪の告発

    ドイツ、ベルリンの人権団体がジョージ・W・ブッシュ政権の拷問プログラム立案者たちに対し、刑事告発を行いました。「欧州憲法・人権センター(European Center for Constitutional and Human Rights)」は、ジョージ・テネット元CIA長官、ドナルド・ラムズフェルド元国防長官はじめ、ブッシュ政権の高官たちを戦争犯罪で告発し、ドイツの検察官による即刻の調査を要求しています。この動きは、CIAの拷問に関する米国上院報告書の公表を受けたもので、報告書には2004年に人違いでCIAエージェントに拉致されアフガニスタンの秘密刑務所で拷問を受けたドイツ市民、ハリード・エルマスリの件も含まれていました。これまでCIAの拷問プログラムで訴追とされた人は皆無で、唯一の例外は、拷問プログラムを暴露した内部告発者のジョン・キリアコウです。憲法上の権利センターの名誉会長かつ欧州憲法・人権センター代表でもあるマイケル・ラトナーとベテラン弁護士のマーティン・ガーバスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/19(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ニューヨーク州フラッキングを禁止 住民の健康をめぐる市民の反対の声を反映

    ニューヨーク州は、「フラッキング」として知られる水圧破砕による石油・天然ガス抽出法を、住民の健康を危険にさらす可能性があるとして禁止しました。主要な天然ガス鉱床をもつ州として全米で初めてです。フラッキングは、砂と水、有毒な化学物質を地下深い頁岩に高圧で注入し、石油とガスを放出させる鉱法です。この過程で水道に有毒物が混入し、大気を汚染するおそれがあります。2年間の調査をもとに、ニューヨーク州衛生局長代行のハワード・ザッカーは、フラッキングは危険が多すぎると述べました。生物学者で活動家、著述家で、「フラッキングに反対するニューヨーク住民(New Yorker Against Fracking)」共同創設者のサンドラ・スタイングレイバーに話を聞きます。もう一人のゲスト、トニー・イングラフィアはコーネル大学教授で、「健康なエネルギーを求める医師、科学者、技師(Physicians, Scientists and Engineers for Healthy Energy)」代表です。

    画像クレジット:flickr.com/NYAgainstFracking

    dailynews date: 
    2014/12/19(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 無料の幼稚園前保育から有給病気休暇、昇給まで デブラシオNY市長 進歩的な公約を 実現

    デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスが、ニューヨークのビル・デブラシオ市長に年度末独占インタビューを行いました。ゴンザレスは、最新のコラムで「就任後わずか1年でデブラシオ市長が達成した事項のリストには、この私でさえ舌を巻く。米国で都市の政治報道に35年間たずさわり完全な懐疑論者になっていた私なのだが」と書きました。「教育、手の届く価格の住宅、警察と地域社会との関係の改善、市職員との新たな契約と賃上げなどの大きな問題ばかりではない。あまり騒がれていないが、ふつうのニューヨーク住民に影響を及ぼす重要な方策もしかり。低所得労働者の有給病気休暇や給与、80万人への記憶にある限り最小の家賃値上げなどだ」。

    dailynews date: 
    2014/12/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米・キューバ国交正常化に向け オバマ大統領は 対キューバ経済封鎖を 議会の承認なしに解除できるか?

    銀行取り引き、投資および渡航規制緩和を含む、米国とキューバの新たな国交正常化の詳細について見るとともに、オバマ大統領が、議会の承認なしにキューバに対する経済封鎖を解除することは可能かを議論します。キューバ関連の米法を専門とするワシントン在住の弁護士ロバート・ミューズに話を聞きます。ミューズは先日、「季刊アメリカス」誌(Americas Quarterly)にU.S. Presidential Action on Cuba: The New Normalization?(「米大統領の対キューバ措置:新たな正常化?」)と題された記事を寄稿しました。また、マイケル・ラトナーには、キューバのグアンタナモ湾の米軍刑務所のこれからについて話を聞きます。ハバナからの中継で、ジョージ・ワシントン大学、アメリカ国家安全保障アーカイブ(National Security Archive)のキューバ・ドキュメンテーション・プロジェクト(Cuba Documentation Project)責任者ピーター・コーンブルーも議論に参加します。

    dailynews date: 
    2014/12/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「キューバの5人」釈放は キューバを崩壊させようとした 数十年に渡る米国の試みの失敗を意味するのか?

    米・キューバ関係の新たな1章がはじまろうとしていますが、今回の取り引きの一環として行われた囚人の釈放についての議論をお送りします。キューバは米国際開発庁(USAID)契約職員アラン・グロスおよび、ひそかにCIAのために活動していたキューバの元諜報員を釈放し、米国は拘束の続いていた「キューバの5人」(Cuban Five)の残りの3人、へラルド・エルナンデス、アントニオ・ゲレロ、そしてラモン・ラバニーノを釈放しました。「キューバの5人」の弁護チームの一員マーティン・ガルバスに話を聞くとともに、「キューバの5人」のなかで最初に釈放されたレネ・ゴンザレスに、デモクラシー・ナウ! が2013年に行ったインタビューの一部をお見せします。ゴンザレスは亡命キューバ人過激派組織捜査のために来米した理由を語っています。また、両国の新たな関係の重要性についても議論します。「米政府は、キューバ革命を最初から破壊しようとしていました。そして、これは基本的にそれが不成功に終ったと認めたも同然なのです」と、Who Killed Che?: How the CIA Got Away with Murder(『誰がチェを殺したのか?―CIAの完全犯罪』)の共同執筆者マイケル・ラトナーは言います。

    dailynews date: 
    2014/12/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 過去の足かせを経ち切る:米国とキューバ 新たな国交関係の夜明けを発表

    12月17日、オバマ大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長は、米国は50余年ぶりのキューバとの国交を正常化させると発表しました。歴史的なこの取り決めには、ハバナの米国大使館開設が含まれ、両国間の囚人の交換も行われる予定です。キューバのハバナより中継で、ジョージ・ワシントン大学、アメリカ国家安全保障アーカイブ(National Security Archive)のキューバ・ドキュメンテーション・プロジェクト(Cuba Documentation Project)責任者ピーター・コーンブルーに感想を求めます。「55年を経てやっと、歴代米大統領が長年ずっとキューバに対しつづけてきたばかげた米外交政策に、分別と実効性の要素、そして近代化が訪れたということです」とコーンブルーは言います。コーンブルーはBack Channel to Cuba: The Hidden History of Negotiations between Washington and Havana(『キューバへの裏ルート ――ワシントンとハバナの隠された交渉史』)を共同執筆しました。

    dailynews date: 
    2014/12/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 報道の自由の闘い:CIA内部告発事件をめぐりジェームス・ライゼン記者に出頭命令 

    ここ数十年でもっとも重大な報道の自由をめぐる事件に関し、米国政府はニューヨーク・タイムス紙の記者ジェームス・ライゼンに対し限定的な証言を求める方針を固めました。ライズンは16日、機密情報漏洩の容疑で起訴された元CIA職員の裁判に向け来月前半に予定されている予審尋問会に参加するよう出頭命令を受けました。しかしライズンは、CIAが失敗したイランの核開発妨害工作を明らかにした機密情報の漏洩容疑で起訴されているジェフリー・スターリングの裁判では証言しないと誓っています。証言を拒めば、ライズンは投獄されるかもしれません。検察当局はライズンにスターリングが情報源ではないかは質問しないと言っていますが、それ以外の何を聞かれるのかは明らかではありません。EmptyWheel.netの調査報道ブロガーで、ExposeFacts.orgの寄稿者であるマーシー・ウィーラーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/17(Wed)
    記事番号: 
    3
  • マイケル・ブラウン殺害を不起訴にした大陪審の証人は人種主義者で精神を病み虚言癖のある元受刑者

    警官によるマイケル・ブラウン殺害への抗議が全国で続く中、ブラウンを射殺したファーガソンの警察官ダレン・ウィルソンを起訴できなかった大陪審に新たな疑惑が浮上しています。疑惑の焦点は、大陪審の記録中で「証言者40」とだけ記されている女性です。彼女は大審院の証言で、ブラウンはウィルソンに向かって「フットボール選手」のように突進したと述べました。今週始めTheSmokingGun.comというウェッブサイトが、「証言者40」をサンドラ・マッケルロイと同定しました。このサイトによると、彼女は「犯罪歴を持つミズーリ州の躁鬱症の女性で、人種差別的な発言の過去を持ち、以前にもセントルイスの注目を集めた刑事事件で巧妙に証言を提供しましたが、最終的には「完全な作り話」として警察に却下されました。マッケルロイは今回も、自宅から30マイルも離れた場所で起きた銃撃について偽りの目撃証言をした可能性が高くなっています。アル・シャープトン牧師は16日、「証言者 40」に関する報道はブラウンの遺族に新たな希望をもたらすと述べました。ニューヨーク・デイリー・ニュース紙の取材に対し、大陪審は「公正な手続きを欠いていた」ことを示すものだと答えています。TheSmokingGun.comの編集者ウィリアム・バストンに、この問題を伺います。彼は「証言者4」の身元をあばいた記事の主な書き手です。

    dailynews date: 
    2014/12/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • パキスタンの不安定化:タリク・アリ タリバンの学校襲撃は米国のアフガン侵攻のつけ

    パキスタン北西部のペシャーワル市では、タリバンの学校襲撃によって殺害された145人の遺体を埋葬しています。このうち132人は児童です。タリバンによる攻撃では過去最大の犠牲者数となりました。パキスタン陸軍によると16日の事件は、軍と一般市民の男女子弟が通う陸軍公立学校を、7名のタリバンが襲撃したものです。ナワツ・シャリフ総理大臣は三日間の服喪を宣言し、パキスタンの全政党をペシャワールに召集し攻撃への対処を話し合います。報道によると、陸軍はこの一帯で過激派の攻撃を開始しました。タリバン側は、北ワジリスタンで行われているパキスタン政府のタリバン討伐作戦に対する報復として、軍人の子弟を標的にしたと述べました。パキスタン出身の英国の政治評論家タリク・アリとアルジャジーラ英語放送のウェブ版パキスタン通信員アサド・ハシムに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/17(Wed)
    記事番号: 
    1

Pages