世界がパリのシャルリー・エブド紙での虐殺に注目している一方、ナイジェリアでは大規模な残虐行為が明らかになりました。イスラム武装集団ボコ・ハラムは1月3日、北部の町バガとその周辺地域を襲撃しました。その後数日にわたって、数百人、あるいは数千人の市民が殺害されました。茂みの中へ追い込まれた住民らは射殺され、また他の者は泳いでチャド湖を渡ろうとして溺れたと報じられています。多くの住居が燃え尽き、街頭には死体がばら撒かれました。死者は500人から最大2000人と推定されています。また、約3万人が行き場を失いました。アムネスティ・インターナショナルは今回のバガへの襲撃は、6年間にわたるボコ・ハラムの反乱のなかでも、もっとも破壊的な行為かもしれないと言っています。ボコ・ハラムは、ナイジェリア北部でのイスラム国家樹立を目指して絶え間ない暴力行為を行っています。アムネスティ・インターナショナルUSAの政治関係代表であるアドティ・アクウェイから話を聞きます。