連邦判事が民営の拘留施設の状態を「遺憾だ」として、移民の女性と子供たちの大量拘留を厳しく糾弾しました。これは米国の人権擁護者にとって重大な勝利と言っていいでしょう。連邦地方裁判所のドリー・ジー判事は、オバマ政権に対し、テキサス州の2つの施設に拘留されている2000人以上の女性と子供たちを90日以内に釈放する、でなければ、拘留を続ける正当な理由を示すよう命じる裁決をくだしました。移民弁護士たちは、この裁決がすでに革新的な影響を及ぼしていると指摘します。テキサス州の判事たちが、拘束された女性や子供たちを保釈金なしで釈放するように命じ始めているからです。ただし、多くの者は足首に電子モニターの着装を義務付けられています。共和党員たちは裁決を不服としてオバマ政権に控訴を求めています。テキサス州のカーンズとディリーにある拘留施設に収容されている大勢の人たちを依頼人にもつ、ベテラン移民弁護士のバーバラ・ハインズに話を聞きます。