米国・キューバ間の外交関係の半世紀ぶりの回復を受け、何十年にもわたり米国の対キューバ政策に反対し続けてきた二人の活動家、俳優のダニー・グローバーとコードピンクの共同創立者メディア・ベンジャミンに話を聞きます。二人は過去数十年間、米国による封鎖にも関わらず、キューバ訪問を重ねました。ベンジャミンはキューバで4年間暮らし、キューバに関する3冊の本を執筆しました。20日には、54年ぶりのキューバ大使館再開を期して、二人ともワシントンにいます。再開されたキューバ大使館は1917年にこの界隈で初の外交的建築物として建造され、この地域が外交の中心地として確立するのに貢献しました。フィデル・カストロは1959年にキューバの独裁者フルヘンシオ・バティスタを打倒した後、同大使館を訪れました。2年後の1961年、米国は一方的にキューバとの国交を断絶しました。米国とキューバが外交関係で結ばれていたのはドワイト・アイゼンハワー大統領の在任期間中が最後でした。20日の大使館再開は両国間の国交正常化の第一歩にすぎません。キューバ共和国国家評議会議長ラウル・カストロは15日、外交回復を称賛しましたが、オバマ大統領にもてる行政権を行使して、現在も進行中の米国の通商・金融制裁を解除するよう求めました。