デイリーニュース

  • アラブ連盟シリア監視団、破壊的弾圧の緩和に失敗 シリアの活動家が潜伏先から発言

    シリアの政治危機解決策に対するアサド政権の取り組みを評価するため、アラブ連盟の監視団が訪問したにもかかわらず、シリアの治安部隊は抗議者たちへの発砲を相変わらず続けています。9ヶ月にわたる民衆蜂起で5千人以上が死亡しました。監視団が到着する前日に30人以上が死亡したと伝えられるホムズから首都ダマスカスへ戻ったばかりのシリアの活動家で映画監督のバッセルから話を聞きます。バッセルは、潜伏先からインタビューに答え、ホムズでの暴力は、地元の民間人と軍脱走兵と治安部隊との間の内戦に発展する恐れがあると言います。また米国在住でシリアの電脳活動家のカラム・ナチャーにも話に参加してもらいます。ナチャーは、抗議運動とアサド政権の弾圧の画像を編集して世間に流通させるために、ソーシャルメディアサイトを使ってシリアの活動家たちと協力している様子を話してくれます。

    dailynews date: 
    2011/12/29(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 軍事政権批判で投獄されたエジプト人ブロガー 2カ月近い投獄を終え語り始める

    アラー・アブド・エル・ファタハは著名なエジプト人革命活動家でブロガーです。2カ月近い投獄の末にこのほど解放されました。ファタハは軍事法廷によって10月30日に投獄を命じられ、召喚されて暴力を扇動した罪で告発されました。彼はこの嫌疑を強く否定し、彼を民間人として裁こうとしている軍事法廷の合法性を受け入れず協力を拒んでいます。軍事政権体制に反対して続くエジプトの革命の苦闘と、エジプト最悪の刑務所の1つで過ごした彼の苦難についてファタハに話を聞きます。投獄されたことで彼は最初の息子の誕生に立ち会えませんでした。ファタハの裁判は、追放されたエジプトの前指導者ホスニ・ムバラクがカイロの法廷に今日戻ってくるのと重なっています。ムバラクは反ムバラクの民衆蜂起で840人以上が死亡した件で訴追されます。「次に来ることはさらに厳しく、さらに困難なものになりそうです」とファタハは言います。「しかしこの革命はエジプト及びアラブ世界すべてで権力秩序の再交渉が本当に完全に行われるまで終わることはないと思います」

    dailynews date: 
    2011/12/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 作家ラッセル・バンクスが語る 追放者・犯罪者・革命家たちの声を通じて書くということ

    今日は著名な小説家ラッセル・バンクスに話を聞きます。彼は2度にわたりピュリッツァー賞最終候補に残った作家で、労働者階級の生い立ちを背景に犯罪者や追放者や革命家たちについて書くことで知られています。「アル中や暴力などでガタガタになった家庭で育った子供としては、物語を創って話すということが、家族の輪の中だけでしていたことであっても、兄弟や周りの者たち、なにより私自身にとって、自分たちを救うための方法だったんですね。子供たちにとっては、さもなければ支離滅裂な人生にそうやって意味を作っていったんです」。バンクスには十数編の長編小説といくつかの短編集があります。Cloudsplitter (『雲を分つもの』)では革命的奴隷廃止論者ジョン・ブラウンに焦点を当て、『狩猟期』 (Affliction)ではパラノイアのアルコール依存症者を、また Rule of the Bone (『骨の掟』)では14歳の麻薬売人を主人公にしました。 バンクスの最新作 Lost Memory of Skin (『失われた皮膚の記憶』)は追放された民として社会に生きようとする性犯罪者の苦境を探検しています。

    dailynews date: 
    2011/12/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ナイジェリア大規模原油流出の油膜が海岸線を脅かす 過去10年で最悪の恐れ

    石油大手シェル社による大規模な原油流出事故以来、ナイジェリアのニジェール川デルタ地帯の住民は警戒態勢を取ってきました。大量の油膜は、地元の野生生物を脅かし、沿岸を大規模に汚染しながらナイジェリアの海岸に向かっています。流出に関して得られる情報のほとんどは、事故の責任を負うロイヤル・ダッチ・シェル社から出されるものであり、同社はこれまでに流出したのは4万バレル未満だと述べています。しかし、ナイジェリアの原油流出探知対策庁(National Oil Spill Detection and Response Agency)は、流出はその3倍の規模の可能性があると述べています。この見解が発表されるほんの4ヶ月前には、国連が、デルタ地帯の小さな区域がシェル社と他の企業が引き起こした環境被害から回復するのに30年間と約10億ドルがかかるだろうと述べています。ナイジェリアのエンバイロンメンタル・ライツ・アクション(Environmental Rights Action in Nigeria)の代表、ニモ・バッセイから最新情報を聞きます。同団体は、ナイジェリアの石油が豊富な南部デルタ地帯周辺の流出を監視しています。

    dailynews date: 
    2011/12/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 米国内の戦争:軍事化した地方警察が9・11後の補助金を戦闘用品の備蓄や無人機使用に活用

    調査報道センター(the Center for Investigative Reporting)による新たな報告は、9・11以来、地方の法執行機関が、爆弾探知ロボット、デジタル通信装置、ケブラー製ヘルメットなどの軍装備品を得るために340億ドルの連邦補助金を使ったことを明らかにしています。「こうした技術や装置の多くは、長い間存在していました。しかし、それらが例えば法の執行力を持つようようになった途端に状況は一変します」と、調査報道センターのジョージ・シュルツは言います。「裁判所と国民は、この技術が、他の人たちよりも大きな権力を与えられている人々のコミュニティ、つまり警察によってどう使われているのかを問う必要があります」。地方の警察署ではさらに、彼らの装備の中に無人機を加えました。6月にはノースダコタ州の地方警察が、無人機の助けを借りて偵察を行い、無人機の助けを借りた米国内初の逮捕という結果につながりました。アメリカ自由人権協会(ACLU)は、特にデモ行動に携わる人々に対する、無人機による監視におけるプライバシー保護を確立することを政府に求める新たな報告書を発表しました。

    dailynews date: 
    2011/12/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • アラブの春の抗議者らが説明責任と政権交代を求める中、米国がイエメン大統領の入国許可へ

    ニューヨーク・タイムズ紙は12月26日、苦境に立つアリ・アブドラ・サーレハ大統領が“正当な治療”を受けるために米国に入国することを許可することをオバマ政権が原則として決めたと報じました。この報道が事実であれば、ここ一年に起きた抗議者たちの死に対する責任について、サーレハへの裁きを要求した9人を政府軍が殺害してから数時間後に、米国はサレハの入国に合意したことになります。過去数ヶ月にわたって、数十万のイエメン国民が、汚職や抗議者らへ破壊的な弾圧など複数の罪でサレハを裁判にかけることを求め、国中でデモを行ってきました。サーレハは11月、彼自身と彼の家族の訴追免責と引き換えに退陣することに合意しました。「[米国は]、いろいろな可能性に賭けるため、ある方向にちょっと行ったり、また別の方向にちょっと行ったりしてきました。その結果、イエメンは国が分割され崩壊する危機に直面するという混乱状態に陥っています」と、フルブライト研究員としてイエメンに滞在していたグレゴリー・ジョンセンは言います。「もしイエメンという国が4つか5つの違うイエメンに分割されたら、米国と国際社会がアラビア半島の南端から受けるであろう安全保障上の脅威は、現時点まで受けてきたものよりもはるかに大きなものになるでしょう」。

    dailynews date: 
    2011/12/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • エドガー・イップ・ハーバーグ追悼:「オズの魔法使い」に虹をかけた男

    彼の名前はあまり有名ではないかもしれませんが、彼の歌は世界中の多くの人に歌われています。今日は、「せめて10セント(Brother, Can You Spare a Dime?)」などのヒット曲を生み、映画「オズの魔法使い」に曲をつけたブロードウェーの作詞家、エドガー・イップ・ハーバーグの生涯と作品の歩みを紹介します。マンハッタンのローワー・イースト・サイドの貧しい家庭に生まれ、イップは人種差別と貧困と戦うべく、作品に強い社会的、政治的要素を常に織り交ぜてきました。生涯社会主義であったイップは、ブラックリストに載り、その生涯のほとんどでしつこく追跡されていました。イップの息子であるアーニー・ハーバーグに父イップの音楽、政治観について話を聞きます。そして、映画「オズの魔法使い」やイップ・ハーバーグのブロードウェイの曲をメドレーで聞きながら、曲が作られた当時の政治状況を詳しく考察していきます。

    dailynews date: 
    2011/12/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ニュート・ギングリッチの選挙戦復活は政治団体や裕福な後援者の密やかなつながりのおかげ

    全米最初の大統領候補者指名となるアイオワ州党員大会まで2週間を切りましたが、共和党の指名争いは混戦模様です。ここでは政治とカネの現状を深く掘り下げます。昨年のシティズンズ・ユナイテッドと連邦選挙管理委員会の間の訴訟における連邦最高裁判決が、いかに選挙資金集めの形態を変えたかも見ていきます。この判決は企業による選挙運動への資金投入を無制限に認める道を開いたものでした。最近明らかになったことですが、ニュート・ギングリッチは選挙資金規制をかいくぐって億万長者の支援者や大企業から無制限の寄付の形で数百万ドルもの資金を集めていました。マクラッチー紙はこのほど、ギングリッチが連邦選挙資金規正法の抜け穴を利用して政治資金調達団体を作り5年間で5400万ドルを調達、これで大統領候補として復活する資金を手当したと報じました。一方、公益擁護センター(Center For Public Integrity)もギングリッチがいかに2つの、上限なしで寄付を集めるいわゆるスーパー政治活動委員会(super PAC)の支援を受けているかについて詳細な報告を行っています。この2つのスーパーPACは法的に言って、選挙活動上はそれぞれ別々に運営されなくてはならないのです。

    dailynews date: 
    2011/12/23(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ブラッドリー・マニングの予備審問終わる 軍検察はウィキリークスの公開がアルカイダを助けたと主張

    米軍内部告発者として訴追されているブラッドリー・マニングの軍事予備審問で22日、弁護人・軍検察双方の最終陳述が行われました。この予審はマニングが米軍の機密ビデオ及び外交公電記録をウィキリークスに漏洩したとされる件で軍法会議にかけられるべきかどうかを決めるものです。「(弁護側は)ブラドリー・マニングが漏洩したと疑われている機密情報を機密扱いに分類した当局者が実際に……次に証人台に立つことになると示唆しています。彼らは繰り返しこれは国家安全保障を脅かすと言っているので、宣誓の下で証言させてみるのです。もし同じことを言ったなら、それはきっと偽証罪になるでしょう」と話すのはニュースブログサイト「ファイアドッグレイク」(firedoglake.com)のブロガー、ケビン・ゴツトーラです。彼はマニングの予審を傍聴していました。彼が指摘するには、検察側は「マニングをアルカイダ幇助に結びつけました。それは突き詰めれば国家安全保障に関するジャーナリズムを犯罪だとすることです……彼らの言っていることは、国家安全保障関連の情報をインターネットに載せた者は誰でも、敵に協力したとして訴追される可能性があるということです。たとえば無人機攻撃に関して報じたりとか、どんなことでも、軍の作戦に関することを報道すれば、それはアルカイダも読むわけですから、敵を助けたことになってしまいます」

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    2011/12/23(Fri)
    記事番号: 
    2
  • アフガニスタンで死亡した米兵の同僚 いじめの容疑で起訴

    19歳の米陸軍上等兵ダニー・チェンがアフガニスタンで遺体で見つかった件で遺族が調査を求めています。軍当局は、チェンが自ら頭部を銃で撃ったことが死因だとしています。遺族によれば、彼は亡くなる前に人種差別に基づくいじめに遭っていて、兵士たちに石を投げられたり人種的侮蔑語を浴びせられたそうです。陸軍は彼の死に関与した兵士8人を職務怠慢から故殺まで数件の罪状で起訴しました。ダニーのいとこであるバニー・チェンに話を聞きます。「(彼の死が)自殺だったのかそれとも誰かが引き金を引いたのか、それもまだわかっていません」と彼は言います。また、ニューヨーク市議会議員のマーガレット・チンにも話を聞きます。彼女の助力でチェン【訳注:原文のChinはChenの誤記です】の遺族は国防総省当局者と会談できました。彼女はまた新兵募集に当たって人種的偏見の有無も採用基準にするよう求めています。

    dailynews date: 
    2011/12/23(Fri)
    記事番号: 
    1

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