アリゾナ州の保安官・ジョー・アルパイオをめぐる議論が日ましに大きくなっています。彼を酷評している報告書の中で、米司法省はアルパイオを「ラティーノ系住民にたいして広範囲にわたる差別をした」として非難し、その結果、連邦当局は、ビザ無し移民を刑務所から国外退去手続きへと引き渡すプログラムへの、アルパイオノのアクセスを一時停止としています。 「連邦政府は、地元警察が連邦移民法を執行できるとした移民国籍法(Immigration and National Act)セクション287(g)プログラムの見本としてアルパイオを使おうとしましたが、それは惨めな失敗に終わりました」とフェニックス・ニュー・タイムズ紙の記者・ステファン・レモンズは言います。彼の指揮する警察署が400件以上の性犯罪や殺人事件をきちんと捜査していないという証拠が次から次へと出てきて、アルパイオの辞任を要求する声が高まっています。19日には移民の女性が残虐で異常な体罰を与えられたとして、アルパイオを訴えました。彼女は警察に拘束されている最中、帝王切開で子供を出産ましたが、その出産の前後はベッドに鎖でつながれていたといいます。さらに20日には、囚人房で電気銃の使用痕が体に残った状態で、反応がないところを発見されたラティーノ系住民の退役軍人が、そのまま死亡しました。