シリア政府軍がここ1年にわたって反体制派武装部隊が掌握していた重要な国境の要衝クサイルを奪還しました。折しも国連がシリアの両勢力の衝突が「新たなレベルの蛮行」に達していると非難したところです。シリアで戦闘が始まって2年、すでに8万人以上が殺害され160万人が難民になっています。今日はシリアから帰国したばかりのインディペンデント紙のベテラン外国特派員パトリック・コウバーンに話を聞きます。彼はこの闘争が中東全体に拡大していることをレポートしました。コウバーンは先延ばしになっている世界和平会談は現地での停戦なしには何の効果も持たないだろうと警告します。「この期に及んで望める最高の希望は停戦しかない。暴力の激しさを減らすのが先だ、それからなら権力の分配に関しても話し合えるかもしれない」とコウバーンは言います。「しかし現時点ではそんなことも無理なのです」