デイリーニュース

  • ニューヨーク市警の路上尋問 法廷で合法性が検討される一方、米司法省は裁判所任命の監視員設置を要求

    オバマ政権は、議論の的となっているニューヨーク市警による路上尋問プログラムを監督する裁判所任命の監視員設置を支持しました。6月12日夜、米司法省は、路上尋問が違法とされた場合には監視員を任命することを支持するとした文書を発表しました。ニューヨークの判事は、路上尋問は違法であり、かつ有色人種を不当に標的にしているとする訴訟に近く決定を下すことになっています。2011年に警察に止められた人の90パーセント近くが黒人またはラティーノで、内9割は逮捕にも違反切符にも繋がりませんでした。憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)の常勤弁護士で、今回の路上尋問連邦集団訴訟原告弁護団一員のスニータ・パテルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/6/13(Thu)
    記事番号: 
    4
  • あるメキシコ移民の死 上院の移民法の厳しい「国境警備」がもたらす危険の前触れ

    米上院では移民法改革法案における国境警備を巡る議論がはじまりますが、番組では国境の軍事化の犠牲者に目を向けてみたいと思います。賞にも輝くPBS放送のドキュメンタリーCrossing the Line at the Border: Dying to Get Back(『国境にて一線を越える:死ぬほど戻ることを望んだ男』)では、5人の米国生まれの子どもを持つ39歳の父親アルフォンソ・マルティネス・サンチェスの物語を描きます。国外退去処分にされたアルフォンソは、子どもたちの元に戻るためにアリゾナ砂漠を抜け米国に再入国を試みる途中、熱中症に倒れました。友人が助けを請うも国境警備員はそれを拒否し、アルフォンソは亡くなりました。ネイション・インスティテュート調査基金(Nation Institute’s Investigative Fund)のジョン・カルロス・フレイ記者に、サンチェスの物語と、それが上院での移民法改革をめぐる議論において持つ意味について聞きます。

    dailynews date: 
    2013/6/13(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 70年代にCIAの国内スパイ活動を内部告発したクリス・パイル NSA批判者への攻撃の危険性を指摘

    米国家安全保障局(NSA)のキース・アレクサンダー長官は、米国で幅広く行われている監視活動についての情報漏洩を非難しました。米軍元教官で、1970年代にCIAが数百万人の米国民を監視していることを暴露したクリス・パイルに話を聞きましょう。パイルは陸軍で教官を務めていたとき、CIAが合法的な政治活動に参加している数百万人の米国人を監視していることを知りました。それを彼が明らかにしたことで、フランク・チャーチ上院議員の諜報特別委員会を含む上院公聴会が開かれ、最終的には政府機関の職権乱用抑制を目的とした様々な法成立へと導きました。現在はマウント・ホリオーク・カレッジ(Mount Holyoke College)で憲法と市民の自由権について教えるパイルは、批判者によってあらわにされた問題に取り組むのではなく、その批判者を攻撃するNSAの態度はよく知られていると語ります。

    dailynews date: 
    2013/6/13(Thu)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレス:人の命に関わる可能性 数百万ドルをかけたニューヨーク市の 新緊急電話システムの誤作動について

    デモクラシー・ナウ!の 共同司会者でデイリー・ニュース紙のコラムニスト、フアン・ゴンザレスが、自分の記事について話をします。ゴンザレスは、ニューヨーク市の新たな緊急電話911番のコンピュータ・システムが誤作動を繰り返していることを記事にしました。電気信号の誤作動により、既に少なくとも1人の死者が出たと見られています。「先週、アリエル・ルッソという4歳の女の子が、警察に追いかけられていた無免許の10代の運転手に轢かれて死亡しました。この事故で、911番から要請が出されたにもかかわらず救急車の到着が4分遅れたことを知りました。憤慨している緊急電話システム職員が情報を漏らしてくれたからです。」とゴンザレスは語ります。「ニューヨーク市は当初、これは人的ミスで、通信員がスクリーンに表示された呼び出しに気がつかなかっただけだと主張しました。しかし、私が集めているすべての証拠によれば、このコンピューターシステムは実際の通信が失われるほど不安定なのです。明らかにこのことはニューヨークの健康と安全面にも大きな影響を及ぼしています。」

    dailynews date: 
    2013/6/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • メドガー・エバーズ殺害から50年: 彼の未亡人が語る「すべての時代の自由のために戦った男」

    50年前の今日、1963年6月12日、37歳の公民権運動家でオルガナイザーだったメドガー・エバーズがミシシッピ州ジャクソンの自宅のドライブウェイで暗殺されました。60年代初め、エバーズは全米黒人地位向上協会(NAACP)のミシシッピ州の初代現場責任者となり、隔離政策の終結や参政権の獲得のために戦い、黒人投票登録者数の拡大に奮闘し、企業の不買運動を率いたり殺人事件やリンチ事件に世間の注目を集めることに努力しました。エドガーの未亡人マーリー・エバーズ=ウィリアムズに話を聞きます。彼女は自分の夫を「すべての時代のすべての人間の自由のためにに全身を捧げ、そのための犠牲を厭わなかった男」として憶えていてほしいと言います。

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    2013/6/12(Wed)
    記事番号: 
    3
  • エドワード・スノーデンはヒーローか? ジャーナリストのクリス・ヘッジズと法学者ジェフリー・ストーンが討論

    国家安全保障局(NSA)の監視プログラムの概要を示す多くの機密文書を漏洩したエドワード・スノーデンの決断は様々な反応を引き起こしています。非難する者たちの間では、彼は「刑務所入りが当然の自意識過剰のナルシスト」(ニューヨーカー誌ジェフリー・トゥービン)であり「国家反逆」の犯罪者(民主党上院議員で上院情報委員会議長のダイアン・ファインスティン)と呼ばれています。一方、支持者たちにとってはスノーデンはヒーローであり、「安全のためという名目で、われわれの人間性が機械による盲目的な監視によって、ないがしろにされている。まさにそのことを」明るみに出してくれた人と言います(作家ダグラス・ラシュコフ)。 また、オバマ大統領は、スノーデンに「感謝してホワイトハウスの技術顧問の職を与えてしかるべき」という人もいます(『アメリカン・コンサバティブ』編集者スコット・マッコーネル)。本日は2人のゲストの討論を放送します。クリス・ヘッジズはネイション・インスティチュートの上級研究員でピュリッツァー賞受賞の元ニューヨークタイムズ外国特派員です。ジェフリー・ストーンはシカゴ大学法科大学院教授で、オバマを同大学院で憲法の授業をさせるため雇った人物でもあり、2008年にはオバマ大統領の個人顧問を務めました。

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    2013/6/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 盗聴よりも悪質なプライバシーへの侵害? NSAのメタデータ収集 政府に包括的な個人情報を提供

    アメリカ自由人権協会が国家安全保障局(NSA)の電話履歴収集のための秘密プログラムの件でオバマ政権を提訴しました。ここでは政府がどのようにして通話履歴から人々の交友関係や健康問題、ビジネス上の取引きや訪問先などを探り当てるのかを見てみます。オバマ大統領は政府は電話の盗み聞きなどしていないと主張しますが、サイバーセキュティの専門家スーザン・ランドーは政府が収集しているメタデータは実際の通話内容よりもはるかに多くのことを明らかにしてしまう恐れがあると言います。ランドーは数学者でサン・マイクロシステムズ社の技術者でした。Surveillance or Security?: The Risks Posed by New Wiretapping Technologies(『監視かセキュリティか?:新しい通信傍受技術がもたらすリスク』)の著者でもあります。

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    2013/6/12(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ストライキ中の労働者集団とバングラデシュ人活動家 ウォルマートに対し店舗と工場における労働条件改善を要求

    トム・クルーズやヒュー・ジャックマンらの有名人が、6月第2週、ウォルマートの年次株主総会で同社を賛美している一方で、労働者と活動家たちが同社の米国店舗と世界中の工場における大改革を求めて集結しました。「私たちのウォルマート」(OUR Walmart)というグループに所属する約100人のストライキ中の労働者が、全米中からキャラバンを組んで到着し、同社の賃金、安全、組合に対する取り組みを改変しようとしている人々に対し同社が嫌がらせをしているとして、抗議しました。バングラデシュ出身で、労働者の権利を求める活動家カルポナ・アクターは、4月に起きた首都ダッカでのビル崩壊で1100人以上が死亡したことを受け、ウォルマートに新たな安全基準の拒否を止めるよう求めました。ウォルマートは、繊維業労働者を守るための、法的拘束力を持つ業界全体の取り決めに署名することを拒んでいる、わずか数社の大手小売業者のひとつです。ウォルマートの株主らに要求を提出したばかりのアクターに、ウォルマートや他の大手小売業者の工場における安全基準の改善を求める運動について、話を聞きます。12歳のときから繊維労働者として働いた彼女は現在、「労働者の団結のためのバングラデシュ・センター」(Bangladesh Center for Worker Solidarity)の代表を務めています。

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    2013/6/11(Tue)
    記事番号: 
    2
  • デジタル界のブラック・ウォーター:民間請負業者に監視国家の管理権限を与えるNSA

    米司法省がブーズ・アレン・ハミルトン社の社員であるエドワード・スノーデンに対し、国家安全保障局(NSA)についての機密文書漏洩容疑で訴訟の準備を進める一方、民間諜報会社の役割が全米の関心を集めています。スノーデンは、NSAのハワイ支局で働き始めて3ヶ月足らずの契約職員だったにも関わらず、米国のほぼ誰でもを監視する権限を持っていたと発言しています。「その個人の電子メールさえ分かっていれば、私は自分の席に座って、あなたやあなたの会計士、連邦判事、そして大統領でさえ、どんな人物でも盗聴する権限を確実に持っていました」と、スノーデンはガーディアン紙に語りました。米国の諜報業界はここ10年にわたり、ブーズ・アレン社やサイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル・コーポレーション(SAIC)、ボーイングの子会社であるナルス社やノースロップ・グラマン社など民間企業の技術的専門知識にますます依存するようになってきています。今や国家諜報予算の約70%が民間セクターに使われています。元NSA長官のマイケル・V・ヘイデンは、こうした企業について「デジタル界のブラック・ウォーター」と言及しました。

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    2013/6/11(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「全体主義国家に向かう滑りやすい坂道」:政府の監視擁護をNSA内部告発者が否定

    ジェームズ・クラッパー米国家情報長官は、最近の情報漏えいが「我々の諜報能力に多大な損害を与える」おそれがあると警告しています。米国家安全保障局の元高官ウィリアム・ビニーと、英紙ガーディアンの記者で、NSAによる監視の記事を発表したグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。ビニーはNSAに40年勤務しましたが、9.11発生後、拡大する国内監視を懸念し、退職しました。彼は、NSAの世界地政学・軍事分析報告チームの責任者を務め、世界規模の盗聴網を自動化することに寄与した、NSAの上級暗号数学者でした。「政府は(NSAによる監視についての機密を)テロリストたちから守ろうとしているのではありません。米国民からこのプログラムについての知識を守ろうとしているのです」とビニーは話しています。

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    2013/6/10(Mon)
    記事番号: 
    3

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