デイリーニュース

  • 撤廃だけで代替案はなし?共和党がオバマケア撤廃の手続きを開始

    共和党議員らは新たに成立した第115議会で、「医療費負担適正化法」(Affordable Care Act)、いわゆるオバマケアの撤廃に早速乗り出しています。上院は先週末、法律の主要部分の廃止を可能とする予算決議案に道を開く手続き措置を51対48で承認しました。同法への攻撃は、副大統領就任が決まっているマイク・ペンスが率いたものです。ペンスは、同法の後に続く案をどうするかについて共和党がまだ決めていないことを認めています。「同法の共和党による改訂版は、より貧弱で、より切り詰めたものとなるでしょう」「自己負担額や医療費控除についてはさらに改変がなされ、それを支払うことのできない貧しい人にとっては特に厳しいものとなるでしょう」とプライマリーケア医のステフィー・ウルハンドラーは語ります。ハーバード・メディカル・スクールで講師を務め、ニューヨーク市立大学ハンター校教授で「国民健康保険制度に賛成する医師たち」の共同創設者でもあります。

    dailynews date: 
    2017/1/9(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ケンタッキー州で大規模抗議 共和党の中絶反対法・反労組法の採択受け

    ケンタッキー州では7日(土)、州議会が物議のあった法案を多数採択したことに抗議するため、数百人が州議事堂の建物に詰めかけました。採択された法案には、反労働組合法となる「働く権利」法案や、妊娠20週以降の人工妊娠中絶を禁止し、中絶手術の前に超音波検査を受けることを妊婦に義務付ける極端な中絶反対法案も含まれます。意表をついた7日の緊急議会は、共和党が下院の「スーパーマジョリティ」を獲得したことにより、共和党がケンタッキー州史上初めて上下両院と知事の三つを制した後に行われました。公的資金が投入された建設プロジェクトで働く労働者に高い賃金を保証していた法律も撤廃されました。ケンタッキー州ルイビルにいるサービス従業員国際労働組合のオルガナイザーであるリチャード・ベッカーに最新情報を聞きます。「コモンウェルスを求めるケンタッキー人」の地域オルガナイザーのリサ・アボットにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/1/9(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 上院の閣僚指名承認公聴会開始へ 米国史上最大の金持ち政権に 審査不足の懸念も

    トランプの指名した閣僚たちが現代米国史上最大の金持ち政権を作ると言われるなか、上院での指名承認公聴会が10日(火)から連続で行われます。しかし次期大統領ドナルド・トランプの指名した閣僚候補には、倫理的な問題の審査や身辺調査が十分でないとの懸念が浮上しています。「彼らのうち誰をとっても、ほかの政権であれば大問題になる候補がずらりとそろっています。しかしトランプ政権は全体としてみたときに、米国史上、前例のないものなのです」とロバート・ワイスマンは語ります。ワイスマンは、トランプの選んだ閣僚候補の企業とのつながりと利益相反を追及するサイト「CorporateCabinet.org」を旗揚げした市民団体「パブリック・シチズン」代表です。ミネソタ大学のリチャード・ペインター教授(会社法)にも話を聞きます。ペインター教授は2005年2月から2007年7月まで、ジョージ・W・ブッシュ大統領の主任倫理弁護士を務めました。

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    2017/1/9(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「クーデターではないが、普通じゃない」 トランプが3人の将軍を外交政策のトップに指名

    次期大統領ドナルド・トランプが閣僚や閣僚級の重職に登用すべく指名した人々の中には3人の将軍が含まれています。この件について、アメリカン大学国際サービス学部の名誉教授ゴードン・アダムスに話を聞きます。彼は最近ニューヨーク・タイムズ紙に"Donald Trump’s Military Government"(ドナルド・トランプの軍事政府)という記事を寄稿しました。国土安全保障省長官に選ばれたジョン・ケリー退役海軍大将の指名承認公聴会が水曜日に行われます。国防長官に指名されたジェームズ「マッド・ドッグ」マッティス退役海兵隊大将の公聴会は、まだ日呈が決まっていません。国家安全保障担当大統領補佐官に抜擢されたマイケル・フリン退役陸軍中将は上院議会の承認を受ける必要はありません。

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    2017/1/6(Fri)
    記事番号: 
    4
  • グレン・グリーンウォルド:米国諜報機関のトップがロシアの脅威を主張するのには国民だましの歴史がある

    ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドが米国諜報機関トップたちの過去の履歴を検証します。ジョン・ブレナンCIA長官、ジェイムズ・コーミーFBI長官、そしてロシアによるサイバー攻撃の脅威について本日トランプ次期大統領に機密情報を報告する予定のジェームズ・クラッパー国家情報長官などが取り上げられます。

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    2017/1/6(Fri)
    記事番号: 
    3
  • トランプ政権の誕生がエドワード・スノーデンやジュリアン・アサンジの解放に与える影響は?

    ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドは長時間インタビューの中で、国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンの情報暴露がロシアを助けたという主張に反論し、トランプ次期政権がスノーデンとウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジに対しどのような行動を取るかを考察しました。「(ダニエル)エルズバーグに対して使われた戦術がそっくりそのままスノーデンに使われています。すなわち、『これらの暴露に耳を傾けるな。この人物を、我々の腐敗や違法行為を暴露した英雄とみなしてはいけない。それよりも彼らは我々の敵と手を結んだ裏切者だという事に集中せよ』と言うことです。それは、エルズバーグの事件に関して完全な嘘言だったのと同じように、スノーデンに関してもまったくの虚構です」とグリーンウォルドは話します。

    dailynews date: 
    2017/1/6(Fri)
    記事番号: 
    2
  • グレン・グリーンウォルド:民主党は自党壊滅の責任を「自分たち以外」に擦り付けようと必死

    今日、ジェームズ・クラッパー米国国家情報長官が次期大統領ドナルド・トランプに極秘情報の報告を行う予定です。同長官は昨日(1月5日)、上院の聴聞会でロシアのサイバー攻撃の脅威について証言しました。ピューリツァー賞受賞ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。グリーンンウォルド記者は、ロシアが米国の選挙をハッキングしたという前提に疑問を呈したことで猛烈な批判にさらされています。「民主党は自党の壊滅的な敗北の責任を、自分たち以外の誰かになすりつけようと必死になっているので、この筋書きに公然と異議を唱える者に対しては特に怒りをあらわにします。そして、私がとりわけ声高に異議を唱える一人なので、私への組織的な中傷は今まで経験したことのないようなものになっています。私はオルタナ右翼のメンバーだとか、右派ニュースサイト「ブライトバート」の愛読者だとか、ドナルド・トランプを当選させるため支援してきたとか、ロシア政府の工作員だとか、言いたい放題です」とグリーンウォルドは言います。

    dailynews date: 
    2017/1/6(Fri)
    記事番号: 
    1
  • グレン・グリーンウォルド: 米国の主要メディアはロシアに関する虚偽のニュースを広めるのに加担している

    ピュリッツァー賞にも輝くジャーナリストで、調査報道サイト「ジ・インターセプト」(The Intercept)の共同創刊者兼編集者でもあるグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。グリーンウォルドの最新記事はWashPost Is Richly Rewarded for False News About Russia Threat While Public Is Deceived(「ワシントン・ポスト紙 ロシアの脅威に関するでたらめ記事で読者を欺くも 称賛される」)という題です。この記事の中でグリーンウォルドは「首都ワシントンでは通説となっている『ロシアの脅威』説を補強する記事は、いかにそれが怪しげであろうと大きく広がるのだ。そして、これまでもそうであったように、実はその記事が誤りであったり、誤解を招くものであったとしても、虚偽を正そうという動きはほとんど又は全く見られない」と記しています。

    dailynews date: 
    2017/1/5(Thu)
    記事番号: 
    4
  • グレン・グリーンウォルド ウィキリークスによる米民主党全国委員会漏洩メール公開で ロシアの関与疑惑は「証拠不足」

    米上院軍事委員会(Senate Armed Services Committee)ではロシアによるサイバー攻撃疑惑に関する公聴会が行われ、諜報機関の上級職員がオバマ大統領に、ロシアによる米民主党全国委員会(DNC)のメールサーバー・ハッキングの証拠審査に関する報告を行う中、ピュリッツァー賞にも輝くジャーナリストのグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。トランプ次期大統領も1月6日に同様の報告を受ける予定です。トランプは先日、DNCの大量メール漏洩の情報源はロシアではなかったとするジュリアン・アサンジの声明に支持を表明しました。

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    2017/1/5(Thu)
    記事番号: 
    3
  • NAACP会長 虐殺への反省がない黒人教会銃乱射事件犯人は「米国の現状を反映している」

    2015年6月に、エマニュエル・アフリカン・メソジスト監督教会(Emanuel African Methodist Episcopal Church)で黒人信者9人を殺害したディラン・ルーフは今週、死刑判決を受ける可能性に直面しています。裁判の量刑手続きで自らの弁護に立ったルーフは、短い冒頭陳述でも謝罪の言葉もなく、大量殺人を犯した理由も説明せずに陪審に対し、自分は裁判を受ける精神状態にあると語りました。検察の冒頭陳述では、ルーフがチャールストン刑務所拘置中に執筆した人種差別的マニフェストの一部を引用、そこには「きちんとはっきりとさせたいのは、自分がしたことを後悔していないということだ…… 自分は悪いとも思っていない。殺害した無実の人々のために、自分は涙も流さなかった」とありました。全米黒人地位向上協会(NAACP)のコーネル・ウィリアム・ブルックス会長兼CEOの反応を聞きます。ブルックス会長は公民権運動弁護士であり牧師でもあります。

    dailynews date: 
    2017/1/5(Thu)
    記事番号: 
    2

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