共和党議員らは新たに成立した第115議会で、「医療費負担適正化法」(Affordable Care Act)、いわゆるオバマケアの撤廃に早速乗り出しています。上院は先週末、法律の主要部分の廃止を可能とする予算決議案に道を開く手続き措置を51対48で承認しました。同法への攻撃は、副大統領就任が決まっているマイク・ペンスが率いたものです。ペンスは、同法の後に続く案をどうするかについて共和党がまだ決めていないことを認めています。「同法の共和党による改訂版は、より貧弱で、より切り詰めたものとなるでしょう」「自己負担額や医療費控除についてはさらに改変がなされ、それを支払うことのできない貧しい人にとっては特に厳しいものとなるでしょう」とプライマリーケア医のステフィー・ウルハンドラーは語ります。ハーバード・メディカル・スクールで講師を務め、ニューヨーク市立大学ハンター校教授で「国民健康保険制度に賛成する医師たち」の共同創設者でもあります。