デイリーニュース

  • シドニー・ウルフ医師:保健社会福祉省長官に指名されたトム・プライスの「残酷な」オバマ・ケア廃止案

    次期大統領ドナルド・トランプが保健社会福祉省長官(HHS)に指名した、ジョージア州選出のトム・プライス下院議員が1月18日、上院健康教育労働年金委員会(Senate Committee on Health, Education, Labor and Pensions)での承認公聴会に登場しました。プライス議員は下院予算委員会委員長で、ティーパーティー会派の一員であり、オバマ大統領の医療費負担適正化法(Affordable Care Act)に積極的に反対した人物です。彼は人口中絶に反対で、「米国家族計画連盟」(Planned Parenthood)への連邦助成金を全て削減する案に賛成票を投じています。プライス議員はまた、高齢者向け医療保険制度「メディケア」を民営化することにも賛成しています。承認公聴会が行われる数日前、プライス議員が医療機器メーカー、ジマー・バイオメット(Zimmer Biomet)社に数千ドルを投資し、その後同社の利益となる法案を提出したことをCNNが報じました。パブリック・シチズン(Public Citizen)ヘルス・リサーチ・グループのディレクター、シドニー・ウルフ医師に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/1/19(Thu)
    記事番号: 
    5
  • トランプ 農務長官に農業ビジネスと化学工業界のお気に入り ソニー・パーデューを指名

    19日、トランプは元ジョージア州知事ソニー・パーデューを農務長官に指名しました。パーデューはジョージア州で、南北戦争後のレコンストラクション以来初の共和党派知事となる前は、穀物と肥料ビジネスを経営していました。パーデューは化学企業および工場式農業への助成金数十万ドルを受け取っていると、環境保護活動家は批判しています。「食物と水源監視団」(Food & Water Watch)のウィノナ・ハウター事務局長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/1/19(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 気候変動否定派のスコット・プルーイット 上院承認公聴会で抗議に直面 2016年の気温は史上最高

    1月18日、米航空宇宙局(NASA)および米海洋大気庁(NOAA)の科学者が2016年は前年の記録を破り、記録開始以来最も暑い年となったと発表しました。この記録は3年連続で破られています。人類が原因となる気候変動で前代未聞の温暖化が進む中、オクラホマ州検事総長スコット・プルイットが18日、上院で環境保護庁(EPA)長官への承認公聴会で証言しました。プルーイットは、科学界では圧倒的に支持される気候変動説を長い間否定してきました。公聴会会場前では数十人が抗議運動を行い、少なくとも3人の逮捕者が出ています。バーニー・サンダース上院議員によるプルーイットへの質問を聞くとともに、「食物と水源監視団」(Food & Water Watch)のウィノナ・ハウター事務局長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/1/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ラシード・カリーディ:オバマはイスラエル入植拡大を非難したが それは8年間の彼自身の政策と矛盾する

    1月18日の記者会見でオバマ大統領は、イスラエルの入植拡大で「二国家共存」が不可能になっていると警告しました。「イスラエルがユダヤ国家として、民主主義として存続することと、この問題を同時に解決する方法を私は見いだせずにいる」とオバマ大統領は語りました。「なぜなら二国家共存がないということは、何らかの形で入植が拡大するということだからだ。これは事実上、1つの国家が数百万人の住民の公民権をはく奪し、第二階級の住民または住居者として管理することを意味する。彼らは『市民』とさえ呼べない存在になるかもしれないのだ。」 コロンビア大学アラブ学課のラシード・カリーディに話を聞きます。エドワード・サイード名誉教授であるカリーディには複数の著書があり、最新作はBrokers of Deceit: How the U.S. Has Undermined Peace in the Middle East(『偽りのブローカー――米国がいかにして中東和平を弱体化させたか』)です。

    dailynews date: 
    2017/1/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • オバマ大統領の任期最終日に振り返る 功罪相半ばする彼のレガシー&ワシントンにおけるネオ・ファシズムの高まり

    1月19日はオバマ大統領の任期最終日です。20日正午に米最高裁所長官ジョン・ロバーツが、第45代米国大統領ドナルド・トランプの宣誓就任式を執り行います。18日、オバマ大統領は大統領としての最後の記者会見で、米陸軍の内部告発者チェルシー・マニングを減刑に処した決断について説明するとともに、イスラエルによる入植拡大を非難しました。オバマ大統領は更に、自身が米国の本質的価値観とみなす価値がリスクにさらされた場合、発言を控えるつもりはないと、次期大統領にくぎを刺しました。オバマ大統領の功績と、新政権の前途について、プリンストン大学アフリカン・アメリカン・スタディーズ学部長エディ・グロード教授に話を聞きます。グロード教授には複数の著書がありますが、最新作はDemocracy in Black: How Race Still Enslaves the American Soul(『黒人による民主主義――未だに人種差別に囚われるアメリカの魂』)です。

    dailynews date: 
    2017/1/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • スケイヒル:ブラックウォーター社創設者で ベッツィー・デボスの弟エリック・プリンス トランプに密かにアドバイス

    調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)のジェレミー・スケイヒルによれば、ベッツィー・デボスの弟で、民間軍事会社ブラックウォーター社創設者のエリック・プリンスは、密かにトランプの政権移行チームのアドバイザーとなっており、閣僚候補の身元調査も手助けしています。大統領選挙の日の夜、プリンスの妻ステイシー・デルークは、なんと、トランプ選挙事務所内で撮影した写真を投稿しています。スケイヒルに彼の最新記事Notorious Mercenary Erik Prince Is Advising Trump from the Shadows(「悪名高き民間軍事会社社長エリック・プリンスが陰でトランプにアドバイス」)について聞きます。

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    2017/1/18(Wed)
    記事番号: 
    6
  • ジェレミー・スケイヒル:教育長官に指名されたベッツィー・デボスは LGBTに反対する財団との関係について上院公聴会で噓をついた?

    17日、次期教育長官に指名されたベッツィー・デボスは、上院指名承認公聴会で民主党上院議員から厳しい質問を受けました。デボスは以前からチャータースクールおよび、私立校や宗教法人が経営する学校を支援する「教育バウチャー」制度の支持者です。デボスと夫は、教育省とも取引のある学生ローン取り立て会社にも投資しています。公聴会でデボスは、私立のキリスト教系学校および、LGBTに反対する組織に数百万ドルもの寄付を行ってきた一族の財団について、何度も質問されました。質問で取り上げられた財団の中には、キリスト教保守派組織「中心は家族に」(Focus on the Family)や保守派キリスト教のロビー活動組織「家族リサーチ委員会」(Family Research Council)が含まれますが、南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center)のヘイト組織リストに挙げられている団体です。デボスは証言で、一族が運営する「プリンス財団」(Prince Foundation)とは一切関係がないとし、連邦税納税申告書で数回にわたり同財団の副理事長として自分の名が記載されていたのは誤りだと主張しました。

    dailynews date: 
    2017/1/18(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 活動家 オバマ大統領にレナード・ペルティエの恩赦を懇請 釈放がなければ刑務所での死と警告

    オバマ大統領はオスカー・ロペス=リべラとチェルシー・マニング、その他207人を減刑しましたが、米国先住民活動家で服役中の71歳のレナード・ペルティエに関しては何の措置もとっていません。ペルティエは「アメリカ先住民運動」(American Indian Movement)元メンバーで、1975年にサウスダコタ州のパイン・リッジ先住民保留地で起きた銃撃戦でFBI捜査官を射殺した容疑で有罪となりました。ペルティエは長年に渡り無罪を主張しています。ペルティエの弁護を務めるマーティン・ガーバス弁護士にニューヨークのスタジオで話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/1/18(Wed)
    記事番号: 
    4
  • オバマ大統領による減刑で プエルトリコの独立運動活動家オスカー・ロペス=リべラが釈放へ

    17日、オバマ大統領は、長年にわたるプエルトリコ独立運動活動家オスカー・ロペス=リベラにも減刑を与えました。ロペス=リベラはすでに35年間あまり収監されていて、その多くを独房で過ごしています。1981年、ロペス=リベラは米国のプエルトリコ支配に武力で反対する扇動共謀に関わったなどの容疑で連邦裁判所から有罪判決を受けました。1999年、ビル・クリントン大統領がプエルトリコ民族解放武装郡(FALN)16人を減刑にしましたが、2人のメンバーが除外されたためロペス=リベラはこの恩赦を拒否しました。2人は後に釈放されています。今回、オバマ大統領が減刑を与えたことで、ロペス=リベラは5月17日に釈放される見込みです。シカゴより兄弟のホセ・ロペス=リべラ、そしてデモクラシー・ナウ! の共同司会者フアン・ゴンザレスに話を聞きます。

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    2017/1/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジェレミー・スケイヒルが語る オバマ政権によるチェルシー・マニングの減刑とエドワード・スノーデンへのあいも変わらぬ悪者扱い

    オバマ大統領は、米陸軍内部告発者のチェルシー・マニングを減刑しましたが、米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンに恩赦を与える計画は皆無です。大統領報道官ジョシュ・アーネストは先週、「(マニングが)ウィキリークスに提供した情報は、国家安全保障にダメージを与えた。しかしエドワード・スノーデンによる暴露は、深刻さにおいても危険度においても、それをはるかにしのぐものだった」と語りました。調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)の記者で、先日、The True Scandal of 2016 was the Torture of Chelsea Manning(「チェルシー・マニングの拷問こそが、2016年の本当のスキャンダル」)と題する記事を執筆したジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/1/18(Wed)
    記事番号: 
    2

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