米国主導の空爆がムアンマル・カダフィ政権を倒してから4年が経たリビアは危機状態にあります。エジプトは2月16日、「イスラム国」(ISIS)が21人のエジプト人コプト教徒を斬首する映像を公開したことを受け、リビアのISISを標的に空爆を行いました。エジプトはISISの標的を「正確に」空爆したと主張しますが、3人の子供を含む少なくとも7人の民間人が沿岸都市ダルナで死亡したと報じられました。今回の空爆は、2011年の米国支援によるカダフィ政権の転覆以来「最悪の政治的危機と暴力の拡大」と国連が呼ぶ状況にリビアが直面している中で行われました。リビアでは2つの異なる政府が権力を主張し、それぞれが独自の議会と軍隊を持っています。この2大勢力の間に「イスラム国」に所属する組織を含む多くの武装組織が散在しています。外国政府は再びリビアに介入するつもりでしょうか? リビアへの取材旅行から戻ったばかりのデモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースと、トリニティ・カレッジ国際関係学教授で、Arab Spring, Libyan Winter (『アラブの春、リビアの冬』)など多くの著書のあるヴィジャイ・プラシャドから話を聞きます。