デイリーニュース

  • オバマはキーストーンXL法案を拒否するも、環境を脅かす石油パイプラインへの戦いは終わらず

    オバマ大統領は、共和党が提出したタールサンド・オイルを通すキーストーンXLパイプラインを承認する法案に対し拒否権を行使しました。しかしホワイトハウス報道官は、拒否したのはパイプライン自体のメリットを判断したからではなく、この計画が米国の国益にかなうかどうかを国務省が検討するためだと述べました。キーストーンXLパイプラインへの反対者は、このパイプラインが承認されれば、カナダでオイルサンド油田の開発が進むことを警告してきました。2011年に、NASAの気象学者ジェームス・ハンセンはキーストーンXLパイプラインを許可することは、地球の気候を「破壊する」ことだと発言しました。350.orgの代表メイ・ボーブは「4年にわたる集会、デモ行進、座り込みと市民の不服従活動の後で、オバマ大統領がついに、この大手石油会社へのラブレターに対し拒否権を発動し、重要な一歩を踏み出したことを嬉しく思います。今は、オバマ大統領が気候の遺産について真剣であることを示す時です。ここで次のステップに踏み出し、パイプラインをきっぱり拒否するべきです」と言います。本日はこのパイプラインに関連する政治活動について、環境調査センター(Climate Investigations Center)の局長カート・ディビーズに話を聞きます。

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    2015/2/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シカゴ市長選:「1%のための市長」エマニュエル 巨額を投じるも決選投票に追い込まれる 対戦相手の元活動家は市長の座を奪えるか

    シカゴの市長選は現職のラーム・エマニュエルが過半数を獲得できず、決選投票にずれ込むことになりました。エマニュエルはこの選挙に約1600万ドルの資金を投じました。これは対立候補全員の選挙資金の4倍となる額です。2位に浮上した対戦候補ヘスース "チュ―イ" ガルシアは、メキシコ生まれの元移民活動家で、現在、郡政委員を勤めています。彼は「1%のための市長」というあだ名のついた現職市長に勝つことができるのでしょうか?In These Times誌の上級編集者であり、シカゴのWVON局の『サリム・ムワッキール・ショー』のホストであるサリム・ムワキッールに話を聞きます。

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    2015/2/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 暗殺から50年後、娘イリアサ・シャバーズと友人A・.ピーター・ベイリーが語るマルコムX

    デモクラシー・ナウ!ではマルコムX暗殺50周年記念特集の続きとして、彼の娘イリアサ・シャバーズと友人A・ピーター・ベイリーに話を聞きます。2人はマルコムXが射殺された1965年2月21日、オーデュボン・ボールルームの中にいました。シャバーズは当時わずか2歳で、ベイリーはその日にマルコムXと最後に話しをした中のひとりです。シャバーズは現在、コミュニティ・オーガナイザー、自己啓発演説家で、若者向けのX: A Novel(『X:ある小説』)や回顧録Growing Up X(『グローイング・アップX』)など数冊の著者でもあります。ベイリーはジャーナリスト、著者、講演家で、マルコムXが「アフリカ系アメリカ人統一機構」(the Organization of Afro-American Unity)を設立するのを助け、彼の葬儀では付き添い人のひとりとして棺を担ぎました。ベイリーは、Witnessing Brother Malcolm X, The Master Teacher(『同胞マルコムXについて:ザ・マスター・ティーチャー』)など数冊の著者です。シャバーズとベイリーにマルコムXの暗殺をめぐる状況と、彼の人生と遺産についての個人的な思いを聞きます。

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    2015/2/24(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「リタモ」の反乱:営利目的のテキサス移民刑務所の悲惨な状況が囚人たちの蜂起を誘発

    テキサス州レイモンドビルで、最大2000人の移民刑務所収容者が、民間刑務所での不十分な医療に抗議して2日間の蜂起を行いました。収容者たちは2月20日、朝食を食べることを拒否した後で施設の一部を制圧、火を付けました。批評家らは同刑務所を、「レイモンドビルのグアンタナモ収容所」を省略した「リタモ」(Ritmo)、あるいは、ほとんどの囚人が巨大なケブラー布のテントで寝ていることから単に「テント・シティ」と呼んでいます。アメリカ自由人権協会(ACLU)は2014年の報告で、ここでの生活状況を「不潔で狭くて気が滅入る(だけでなく)、すし詰め状態」と表現しました。レイモンドビルの「ウィラシー郡矯正センター」(The Willacy County Correctional Center)は、ユタ州を拠点とする民間企業「マネージメント・アンド・トレーニング・コーポレーション」(Management & Training Corporation)によって所有・運営されています。これは、全米に13箇所ある民間経営のいわゆる「外国人犯罪者向け」(Criminal Alien Requirement)刑務所の1つです。最新の報告によると、同施設が「居住に適しない」と判定されたのを受け収容者たちは他の施設に移送されています。

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    2015/2/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ネタニヤフ、米国とイランの核協定の阻止を画策 一方その核発言を否定するイスラエル諜報機関についての情報漏えい

    エドワード・スノーデン以来最大の機密情報の漏えいといわれています。アルジャジーラが世界の主要諜報機関からの一連の諜報通信を公表し始めました。それら通信のひとつでは、イスラエルの諜報機関モサドが、イランが1年以内に核爆弾を製造する能力があるというイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相による緊急警告と矛盾する発言をおこなっています。モサドは、2012年10月の南アフリカの諜報機関への報告の中で、イランは「兵器を製造するのに必要とされる作業はおこなっていない」と結論付けました。米国とイランによる核交渉合意の進展が報じられ、それを妨害するためにネタニヤフが3月第1週の米国議会で演説する予定ですが、そんななかこの衝撃的な事実が露見しました。アルジャジーラの調査部門責任者で、「ザ・スパイ・ケーブルズ」(The Spy Cables)という一連の記事の中で今回のイランについての件やその他の情報を暴露したクレイトン・スイッシャーにドーハから話を聞きます。

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    2015/2/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • マルコムX死去50年 遺族らが暗殺現場で追悼 革命的な人生とその遺したもの

    20世紀の最も影響力のある政治家の1人で、マルコムXとして知られるエル=ハジ・マリク・エル=シャバーズの 暗殺から50年となったこの週末、全米各地で追悼が行われました。ニューヨークでは遺族やかつての仲間たちが、1965年2月21日にマルコムXが射殺されたオーデュボン・ボールルームで追悼式典を率いました。オーデュボン・ボールルームは現在、「マルコムXとベティ・シャバズ記念教育センター」となっています。本日は、マルコムXの娘イルヤサ・シャバーズら、式典でスピーチを行った人たちに話を聞きます。また、デモクラシー・ナウ!が2006年に行った、公民権活動家であり、マルコムXの暗殺を目撃し、死んでゆく彼を抱きかかえた故ユリ・コウチヤマのインタビューの一部と、パシフィカ・アーカイブスが1965年に撮影した俳優で活動家のオジー・デイヴィスによる追悼をお送りします。

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    2015/2/23(Mon)
    記事番号: 
    3
  • シカゴ市長選は熱戦に 再選目指す「1%市長」シカゴのラーム・エマニュエルに革新派が挑戦

    「1%市長」として知られる民主党のラーム・エマニュエル市長と多くの立候補者による市長選挙がシカゴで最高潮に達しています。エマニュエルは、24日の投票で市長の席を維持するのに苦心しています。反対派は、エマニュエルが市の教育の改革や銃暴力の対策に失敗したと主張しています。再選を目指すエマニュエル陣営は、元上司であるオバマ大統領の支持と、他の4候補が集めた選挙資金の約4倍にあたる1500万ドル以上の選挙資金を有しています。彼の選挙資金の大半は約100人の献金者によるものです。エマニュエルの対抗馬で最も有力なのは、郡政委員でシカゴ教員組合や他の労働団体、革新団体の支持を得ているヘスス・”チューイ”・ガルシアです。本日はシカゴを拠点としているレポーターで、The Invisible Bridge: The Fall of Nixon and the Rise of Reagan(『見えない橋:ニクソンの凋落とレーガンの隆盛』』)やベストセラーのNixonland: The Rise of a President and the Fracturing of America(『ニクソンランド:大統領の興隆とアメリカの分断』)などの数々の著書を発表しているリック・パールスタインに話を聞きます。

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    2015/2/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 『セルマ』からスノーデンまで アカデミー賞スピーチが行動主義と社会正義を呼びかけ

    昨夜行われた第87回アカデミー賞の受賞スピーチでは、社会正義を呼びかける流れが強くありました。『6才のボクが大人になるまで』で助演女優賞を受賞したパトリシア・アークエットは、女性の賃金平等を訴えました。『セルマ(原題)』のラッパーのコモンとともに「Glory」でアカデミー歌曲賞を受賞した歌手のジョン・レジェンドは、公民権運動の時代から今日までの抗議者らへ敬意を表しました。エドワード・スノーデンがどのようにして米国家安全保障局による監視を暴露したかの裏側を取り上げた『シチズンフォー(原題)』が受賞した、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞での受賞スピーチで、ローラ・ポイトラスは、政府の悪事を暴いたスノーデンをはじめとする全ての内部告発者に感謝の意を述べました。『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー作品賞を受賞したアレハンドロ・イニャリトゥ監督は、故郷のメキシコと、米国で公正な扱いを求めている数百万人の移民の人たちに受賞を捧げました。

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    2015/2/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 英米の諜報機関SIMカード・メーカーをハッキング 数十億の携帯電話の暗号化キーを盗む

    『インターセプト』の新調査で、米国のNSA(国家安全保障局)と英国の同種機関GCHQ(政府通信本部)が、世界最大のSIMカード製造業者の社内コンピューター・ネットワークをハッキングし、全世界で携帯電話通信のプライバシー保護に使われている暗号化キーを盗んでいたことが明らかになりました。この機密工作の標的にされたのは、ジェムアルト(Gemalto)というオランダの会社で、AT&T、T‐モバイル、べライゾン、スプリントはじめ世界中で約450社にのぼる無線ネットワーク・プロバイダーが顧客です。同社はSIMカードを年間200億枚生産しています。『インターセプト』によると、盗まれた暗号化キーにより、情報機関は、通信会社や外国政府に承認を求めたり取得したせずに、モバイル通信を監視する能力を得られます。また、『インターセプト』によれば、2010年にNSAとGCHQのスパイたちが携帯電話の脆弱性を標的にした携帯電話操作チーム(the Mobile Handset Exploitation Team)を結成しました。この『インターセプト』の記事を書いたのは、ジェレミー・スケイヒルとジョシュ・ベグリーです。この記事は、NSA内部告発者エドワード・スノーデンがリークした文書をもとにしています。

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    2015/2/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • マルコムX追悼 1965年の暗殺から50年

    20世紀に最大の影響力を持った政治家の一人、マルコムXが暗殺されてから 今週末で5年になります。マルコムXは1965年2月21日、ニューヨーク市のオーデュボン・ボールルームで演説中に満員の観衆の面前で射撃されました。マルコムXは演壇にあがったところを襲撃され、銃弾で穴だらけになりました。享年39。暗殺の詳細については、現在にいたるまで論争が続いています。本日は、マルコムXの演説、"By Any Means Necessary" (「いかなる手段をとろうとも」)と"The BallotIlyasah Shabazzor the Bullet " (「投票か弾丸か」)のハイライトをお届けします。また、マルコムXの娘イルヤサ・シャバーズと共同でThe Diary of Malcolm X: El-Hajj Malik El-Shabass, 1964 (『マルコムXの日記 エル=ハジ・マリク・エル=シャバーズ 1964』)を編集したジャーナリストのハーブ・ボイドの話も聞きます。

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    2015/2/20(Fri)
    記事番号: 
    2

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