20日、アメリカ海洋大気庁の科学者は、2015年7月は地球での観測史上最も暑い月だったとする報告を発表しました。観測が開始された1880年以来、最も暑かった10ヵ月のうち9ヵ月は2005年以降に起きています。気候学者もまた、2015年は観測史上最も暑い年になると予測しています。このニュースと時を同じくして、コロンビア大学ラモント・ドハティ地球観測研究所の科学者は、地球温暖化により、今年で4年目となったカリフォルニア州の干ばつがより深刻化していることを示す報告書を発表しました。この新たな研究は、気温上昇が植物と土壌からの水分の損失にどのくらい影響を及ぼすかを推測する初の研究で、コンゴ20~30年間の継続的な気温上昇と、それによる水分の損失により、カリフォルニア州は2060年までに恒久的な干ばつに陥ると示唆しています。この報告書とその結論が意味する影響について主執筆者で、コロンビア大学ラモント・ドハティ地球観測研究所の生物気候学者のパーク・ウィリアムズに話を聞きます。