本日は石油資源が豊富なカスピ海から、グリーンピースの掘削抗議活動に対してロシアが30人を海賊罪で起訴した北極海の油田、そして数十年にわたって衝突を繰り返してきた中東の巨大油田まで、一連の石油パイプラインをめぐる政治と金、そして石油への追求について検証します。座談会には3人のゲストを迎えます。ロンドンを拠点とする芸術、人権、環境正義団体の「プラットフォーム」(Platform)のメンバーであるアナ・ガルキナ、「プラットフォーム」の設立者で、The Oil Road: Journeys from the Caspian Sea to the City of London(『石油の道:カスピ海からロンドンまでの旅』)の著者ジェームス・マリオット、そしてコロンビア大学教授のティモシー・ミッチェルです。ミッチェルは、Carbon Democracy: Political Power in the Age of Oil"(『カーボン民主主義:石油の時代の政治権力』)とColonizing Egypt 『エジプトを植民地化する』の著者です。
「オバマケア」は、手頃な保険の拡大に役立ちはするものの、値段が高く、プランが不十分で、さらには大勢の米国民が保険に未加入のままに終わる、というほころびだらけの米医療制度を変えるにはいたりません。本日は、2人のゲストを迎え、医療費負担適正化法(Affordable Care Act)が米国の医療制度危機への対策として十分かどうか、討議していただきます。一次診療医で「国民医療保険制度に賛成する医師たち」(Physicians for a National Health Program)の共同設立者のステフィー・ウルハンドラーと、ハーバード大学公衆衛生部教授で米上院保健・教育・労働・年金委員会の全米保健改革シニアアドバイザーを務めたジョン・マクドナーがゲストです。マクドナーは2003年から2008年にかけ、マサチューセッツ州で皆保健制度の責任者を務め、現在多くの連邦医療制度法が参考にしているマサチューセッツ州の医療制度改革法、通称「ロムニーケア」の2006年の成立に、重要な役割を担いました。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、イランとの外交関係の改善に向けたオバマ政権の取り組みに疑念をかきたてるようなキャンペーンを続けています。新著Goliath: Life and Loathing in Greater Israel(『ゴリアテ:大イスラエルでの生活と憎悪』)を出したマックス・ブルーメンソールと話しましょう。ブルーメンソールはネタニヤフ政権下のイスラエル国内および占領地での日常に目を向けます。「私がいちばん驚いたのは、人種差別や暴力が常態化しているので、もはや取るに足らないものになってしまっているということでした。あまりに当たり前でいろいろな意味でゆるされてもいるのです」とブルーメンソールはイスラエルでの4年間の報道経験を話します。「一番の驚きは、そのことがアメリカでは一般にはまったく伝えられていないことです……だから私はジャーナリストとして、これに取り組みました。実態を知らないアメリカ人のためにイスラエル社会の細密画を描いたのです」
今週、家族の中の子どもとして米国に在留資格を持たずに住んでいる若者たち30人以上が、テキサス州ラレドでメキシコ国境から米国に再入国しようとして、彼らの親3人とともに当局に拘束されました。在留無資格移民が抗議行動の一環として正式な入国審査検問所から米国に再入国しようとしたのはこの3カ月で2回目です。9月30日には卒業式の式帽と正服を纏った活動家たちが「Undocumented and unafraid(無資格だけど怖くない)」とシュプレヒコールをあげながら米墨国境をまたぐ橋を行進しました。釈放された2人に話を聞きます。ハビエル・コルテスとその父ハビエル・カルデロンです。2人はメキシコのミチョアカン出身でコルテスは3歳のときに一家が米国にやってきてからずっとここに住んでいます。彼らは病気の家族を見舞うため、再入国は難しいと知りながらも米国を出ました。
米国史史上最長の戦争となったアフガニスタン戦争は10月2週目に12周年を迎えようとしています。チャック・ヘーゲル国防長官は、米政府は米軍のアフガニスタン駐在を無期限延期する合意の締結を模索中だと語りました。米国は5万7000名のアフガニスタン駐留軍の大部分を2014年終わりには引き上げる計画ですが、米国防総省は約1万名あまりの小規模な軍を14年以降も引き続き残したい意向です。アフガニスタンの活動家で、A Woman Among Warlords: The Extraordinary Story of an Afghan Who Dared to Raise Her Voice(『武力勢力抗争の中で-勇気を持って声を上げたアフガン女性の物語』)の著者で元国民議会議員のマラライ・ジョヤに話を聞きます。ジョヤは何度も暗殺されそうになり、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたこともあります。「米国の正義を愛する人々の支援と協力を、私たちは必要としています」とジョヤは言います。「残念ながら現状では、帝国主義と原理主義が手に手を取り合っているのです。」