ホレス・キャンベル教授 ニジェールへの軍事介入に反対しアフリカで米仏が果たしてきた破壊的な役割を語る

ホレス・キャンベル教授 ニジェールへの軍事介入に反対しアフリカで米仏が果たしてきた破壊的な役割を語る

最近のニュースで興味深いものを選んで紹介しています。

https://www.democracynow.org/2023/8/10/niger_ecowas_nato


7月26日にニジェールで起きたクーデターは、核大国フランスの足元をゆるがす重大な事件です。軍事クーデターに対して周辺諸国が反発しているかのように見えますが、ECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)を背後で動かしているのはフランスと米国です。この両国が「テロとの戦争」を捏造してアフリカ社会の軍事化を推し進めてきたことが、軍事クーデターが頻発する現在の事態を招いたといえます。

相変わらず旧植民地の収奪に依存するフランスですが、それがばれないように自分は表に出ず、ECOWASを使って西アフリカの自立の動きを阻もうとしています。しかし、西アフリカ諸国の国内ではクーデターを支持する声も大きく、米仏の思惑どおりには運ばないようです。どのような方向に向かうのかが注目されます。

アフリカの側からは今回の事件がどう見えているのかを、ホレス・キャンベル(Horace Campbell)教授が語ります。シラキューズ大学のアフリカ系アメリカ人研究および政治学の教授で、汎アフリカ会議に深くかかわってきた人物です。これまであまり報道されてこなかった西アフリカやアフリカ全体の近年の歴史や現在の情勢について、アフリカ人のためのアフリカを実現させる立場からの説明は、たいへん興味深いものです。ぜひご覧ください

 

demozo
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