シカゴのラーム・エマニュエル市長は、決選投票で対抗馬のヘイスース・"チューイ"・ガルシアを辛くもやぶり再選されました。エマニュエルの得票率は約55%、ガルシアは44%でした。エマニュエルが集めた選挙資金は2300万ドルで、ガルシアの600万ドルの3倍以上に達しました。メキシコ移民の息子であるガルシアは、今年初めの選挙でエマニュエルを決選投票に追い込み、米国政界の権力機構に衝撃を与えました。エマニュエルは、主にアフリカ系アメリカ人居住区での50校近くの学校の閉校、2012年の教師ストライキへの対応、同市の殺人率の高さ、および銃による犯罪が多いことなどで、市民の不興を買っていました。シカゴから月刊誌『イン・ディーズ・タイムズ (In These Times)』の記者で、同市選挙の取材にあたってきたリック・パールスタインに話を聞きます。