デイリーニュース

  • 元世界銀行主任エコノミスト COP21は「 後世の歴史家が転換期と見るものになってほしい」

    著名な英国の気候経済学者で元世界銀行主任エコノミストのニコラス・スターン卿は、2006 年に「気候変動の経済学に関するスターン報告書」という先駆的な報告書を発表しました。700 ページ近い報告書の発表から約 10 年経ちますが、スターン卿に世界の現況と COP21 でどんな結果を期待するか聞いてみます。「後世の歴史家から大きな転換点とみなされ、世界が結束して低炭素社会に向けて方向転換する、未来に向けた壮大な出来事だったと評価されるようになることを願います。これが、安全な成長を可能にする道、クリーンな成長のできる方法です」とスターンは語ります。

    dailynews date: 
    2015/12/11(Fri)
    記事番号: 
    4
  • COP21 で米国は「気候賠償」を容認 ただし米国が支払わない場合に限る

    米国は、パリ条約に「損失と損害」という文言を盛り込むことを認める用意はあるものの、その場合は米国に支払い義務が発生しないという合意が条件だとしています。「損失と損害」は、先進工業国が引き起こした気候変動による影響を被る国への補償を意味します。この問題をめぐる、米国と中国、その他の主要国のCOP21 における役割について話します。同時にまたREDDという、インドネシアなどにおける森林破壊を回避するプロジェクトにつていも話します。「アフリカ環境フェミニストの会」 (the African Ecofeminist Collective)に所属するケニアの環境保護論者ルース・ニャンブラは、「REDD は、気候危機への解決策と呼ばれていますが、これにより、先進国の中の汚染を続ける国や企業は、『南にある途上国の森林回復に金を払う限り、汚染を続けられる』と主張することが可能になっています」と指摘します。

    dailynews date: 
    2015/12/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 私達は「犠牲地帯」 先住民リーダー ノース・ダコタ州の有毒水圧破砕が女性への暴力を煽ると語る

    「私達は、無数の傷を負わされて死んでいく運命と向き合っています」と、ノー ス・ダコタ州の先住民リーダー、カンディ・ モセットは、同州で活況を呈する水圧破砕と石油採掘事業の影響を語ります。 「女 性への暴力が 168 パーセント増加しました。特にレイプです。14 ~ 16 才 の女の子が石油労働者のキャンプに体を売りに出かけるのです」。モセットは石油採掘に由来する有毒物質の影響が本格的に出現するのは 20 年後だと言 います。「何が心配かというと、今回の COP21では、 2 才半になる私の娘は発言権がありません。でも、彼女が一番ひどい影響を受けるのです。 21 回も締結国会議を積み重ね、いまだに私達は社会の中の犠 牲地帯だと思われてるなんて、とうてい理解できません」と話します。

    dailynews date: 
    2015/12/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 気候正義運動はCOP 21の新条約草案に「進化なし」で「大きく失望」

    パリで行われている国連気候サミッは、約 200 カ国の代表が世界的な合意に達するために協議日程が週末まで延長されました。新草案は、地球温暖化を産業革命以前のレベルから摂氏 1.5 度(華氏 2.7 度)の上昇までに制限する自主目標を含んでいます。摂氏1.5 度の 目標を盛り込むことは、低地で影響を受けやすい国々の重要な要求を満たします。しかし環境保護専門家や市民団体は、その達成が自発的な行動に委ねられていることを批判しています。また男女同権を盛り込んでいないこと、影響を受けやすい国に対する財政支援の後退、炭素排出削減の具体的な期日の省略、軍事的な炭素排出を問題としていないことなども批判しています。米軍だけで、年間 200 億ドルのエネルギーを消費します。これは米国の他のどの部門よりも大きな消費です。最新の条約草案の内容と、そこに盛り込まれなかった項目について、女性討論会で検討します。マレーシアに本部を置くサー ド・ワールド・ネットワーク(Third World Network)の法律顧問チー・ヨク・リン、ケニヤの環境政治学者ルース・ニャンブラ、米国ノース・ダコタ州の先住民活動家で先住民環境ネットワーク(Indigenous Environmental Network)を取りまとめるカンディ・モセットを迎えています。

    dailynews date: 
    2015/12/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 気候変動で湾岸諸国が居住不可能になる可能性があるにも関わらず サウジアラビアがCOP21合意を弱体化させようとする理由

    「『自国が崩壊するかもしれない交渉をやるつもりなのか?』パリで開催されているCOP21でのサウジアラビアの役割を考えるときに、まず浮かぶのはこの疑問でしょう」と、ニューズウィーク誌に掲載された最新記事で、ジャーナリストのアントニア・ユハスは問いかけます。「簡単に言うとサウジアラビアがしているのは、崩壊を止めるための交渉には参加せず、代わりにその交渉と目標をできるだけ弱体化させ妨害するよう努力するという、自殺的行為なのです」

    dailynews date: 
    2015/12/10(Thu)
    記事番号: 
    7
  • オバマ大統領 気候変動における米の責任逃れで 発展途上国に「毒の聖杯」を授けたと非難される

    12月9日、ジョン・ケリー米国務長官は、米国の発展途上国への気候変動対応用への予算を現在の2倍となる年間約8億000万ドルに引き上げることを発表しました。「フレンド・オブ・ジ・アース・インターナショナル」のアサド・レーマン事務局長を含む批判派は、米国の目的は富裕国の連携を維持して法的ルールを書き変えることだと主張します。「気候変動問題におけるオバマ大統領の功績を多くの人が口にします」とレーマン事務局長は言います。「残念ながらその功績というのは、貧しき者に毒の聖杯を授け、気候変動の影響のツケを払わせるというものなのです。私から見れば現在の米国は、2009年のコペンハーゲン会議(COP15)時代と変わりありません」

    dailynews date: 
    2015/12/10(Thu)
    記事番号: 
    6
  • 気候アパルトヘイト: グリーンピース事務局長 最も貧しい国々が富裕国の被害者

    パリで行われる国連気候変動会議では、およぼ200カ国の代表が11日までに最終合意をまとめるために最後の交渉を重ねています。現在の草案には、未解決の相違点が100点近く残っています。論議の的となっている問題のひとつが、気候変動の被害に対して脆弱な国々を支援するための、発展途上国の中でも比較的裕福な新興諸国の役割についてです。「あまりこういうことは言いたくありませんが、発展途上国が現在直面しているような状態が、ロンドン、パリ、ワシントン、ブリュッセルで起こっていたとしたら、2050年までに100パーセント再生可能エネルギーを達成するというゴールへの合意もこれほどまで困難ではなかっただろうという気がします」とグリーンピース・インターナショナルのクミ・ナイドゥー事務局長は言います。ナイドゥー事務局長が言うところの「気候アパルトヘイト」について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/10(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 「地球が燃え上がる」: COP21の条約草案は「受け入れ難い」と数百人がデモ

    COP21では、200カ国近くの代表が最終日の12月11日までに新たな枠組みの最終合意をまとめるために最後の交渉を重ねています。12月9日に公開された草案文書では、未解決の相違点が100点近く残っており、それには気候変動の被害に直面する脆弱な国々を支援するための、発展途上国の中でも比較的裕福な新興諸国の役割についての問題も含まれています。同会議に参加する市民団体は、9日に発表された草案に対し怒りの抗議を行い、壊滅的な地球温暖化を阻止するには不充分だと主張しています。数百人が座り込みやデモ行進を行い、COP21会議内で最大の抗議活動となりました。「これは全く受け入れ難いものです」と「フレンド・オブ・ジ・アース・インターナショナル」のディプティ・バトナガーは草案について語ります。「これでは地球が燃えてしまう。太平洋にある諸島は海に沈んでしまいます」

    dailynews date: 
    2015/12/10(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 元アイルランド大統領メアリー・ロビンソン:「多くの難民が命を落とし、多くが過酷な状況で暮らすのは情けない」

    戦火の国々を逃れた数十万人が現在、ヨーロッパの難民キャンプで暮らす問題について、元アイルランド大統領メアリー・ロビンソンに話を聞きます。ロビンソンは、難民が避難する途上で、そして到着後の収容先となる難民キャンプで直面する状態を非難します。より良い待遇を受ける権利は国連により保障されているにも関わらず無視されてきた、とロビンソンは語ります。

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    2015/12/10(Thu)
    記事番号: 
    3
  • COP21の条約草案にはジェンダー平等への言及なし 気候変動で最大の影響を受けているのは女性なのに 

    国連気候変動枠組条約の草案には、今のところジェンダー平等について言及されていません。またCOP21では指導層に女性がいないことも非難されています。元アイルランド大統領のメアリー・ロビンソンは、気候変動が各ジェンダーに与える影響についても取り上げるべきだと主張します。「貧困層の暮らしが損なわれた時、その尻拭いは誰がすると思いますか? 家族のための食べ物を手に入れるのは誰でしょう? 干ばつで薪が調達できないため、より遠方まで探しに行くのは誰だと思いますか?」とロビンソンは問います。「発展途上国で農業に従事する人々の大半は女性なのです」。 ロビンソンは現在「メアリー・ロビンソン気候正義基金」(Mary Robinson Foundation–Climate Justice)の理事長ですが、1990年から97年までアイルランド大統領を、そして97年から2002年まで国連人権高等弁務官を歴任しました。

    dailynews date: 
    2015/12/10(Thu)
    記事番号: 
    2

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