デイリーニュース

  • バック対ベル訴訟: 7万人に不妊手術を強制し ナチ科学者の弁護にも引用された 最悪の米最高裁判決の内幕

    オバマ大統領は、アントニン・スカリア判事の死去で空いた米最高裁判事席に穏健派メリック・ガーランド判事を候補として指名しましたが、本日は米史上最悪と言われる最高裁判決を見ていきます。1927年のバック対ベル訴訟は、俗に精神病または知的障害と言われている人々に対し、州が不妊手術を施すことができるとしたバージニア州の法律を、米最高裁が支持した判例です。裁判の対象となったのは若く貧しいキャリー・バックと言う女性で、彼女は癲癇もなく、知能にも問題なかったにも関わらず、癲癇患者と知的障害者用のバージニア州立の隔離施設に収容されていました。この歴史的な判決では、判事8人がバージニア州はバックに不妊手術を施す権利があると結論づけました。多数派意見を執筆したオリバー・ウェンデル・ホームズ・ジュニア判事は「知的障害が3代もつづいたなら、もう十分だろう」としたためています。この判決により、子孫を残すには「不適格」とされた米国市民6~7万人に不妊手術が施されました。ニュールンベルク裁判では、ナチ科学者の弁護士がこの最高裁判事の多数派意見を引用して被告らの行為を弁護しました。

    dailynews date: 
    2016/3/17(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米最高裁判事候補 メリック・ガーランドのグアンタナモ基地 死刑制度 中絶に対する見解は?

    米国では共和党が多数を占める議会が、オバマ大統領が指名した最高裁判事候補の承認公聴会を開催するかどうかで両党が争う姿勢をみせています。本日は指名されたメリック・ガーランド判事の裁判官としての経歴を見ていきたいと思います。メリック・ガーランド判事は、ワシントンD.C.巡回区の控訴裁判所首席判事です。現在の地位には1997年、ビル・クリントン大統領に指名され、共和党が多数派を占める上院で76対23票で承認されました。それ以前は司法省に勤務し、オクラホマ・シティ爆破事件の検察官を担当しました。ガーランド判事は穏健派と多くから認識されており、これまで民主・共和両党から支持されてきました。9人の裁判官からなる米最高裁は、現在リベラル派判事4人、保守派判事4人と、同数に別れており、ガーランド判事が承認されれば数十年来はじめて左派優勢に傾く可能性があります。しかし、中絶の権利を含む特定の問題に対するガーランド判事のこれまでの実績には不透明な所があると、懸念を示す団体も複数あります。本日は「全米女性機構」(NOW)のテリー・オニール会長と著者のイアン・ミルハイザーにガーランド判事の見解を分析してもらいます。

    dailynews date: 
    2016/3/17(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ドリーム・ディフェンダーズ #SquaDD2016 「大統領」選挙運動を開始:「我々はブラックでブラウンで過激でめちゃくちゃうんざりしている」

    フロリダ州で人々は、民主党2名、共和党4名という少人数の候補者リストに基づいて投票に出向きました。そんな中、州の各地で活動家たちは『SquaDD2016』と銘打ったコミュニティによる大統領選を開始しました。これはトレイボン・マーティンの死をきっかけに結成されたフロリダ州の活動家グループ『ドリーム・ディフェンダーズ(Dream Defenders)』の最新のプロジェクトです。2013 年にこのグループは、物議をかもしたフロリダ州の「スタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)法(Stand Your Ground)」に抗議して、フロリダ州議事堂を 31 日間にわたり占拠しました。それ以来、ドリーム・ディフェンダーズは投票権及び投票へのアクセスに関する活動を展開してきました。現在のプロジェクトは、ドリーム・ディフェンダーズが首都ワシントン を占拠するとどうなるかを構想するものです。活動のたちあげ用に作られたビデオで SquaDD2016 は、こう説明します。「我々は、いまだ実現していないそのうち偉大になるはずのこの国の未来。ブラックでブラウンで過激でめちゃくちゃうんざりしている。一緒に想像してほしい。我々がこの国の最高府の任を求めて立候補したら、どんなことが可能になるのか」。

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    2016/3/16(Wed)
    記事番号: 
    5
  • ノースカロライナ州で投票者 ID 法が施行 集中して投票を阻まれたのは黒人と若者

    15日の予備選で投票者 ID 法がはじめて施行されたノースカロライナ州に目を向けます。2013年に共和党が多数を占めるノースカロライナ州議会で成立したこの法は、投票制限の厳しさで全米でも最大級の物議をかもした州法のひとつで、投票所でIDとして認める身分証明書の種類を限定しています。その結果、州の登録有権者の約5パーセント、主にアフリカ系アメリカ人が投票できなくなっています。この法では、学生証、公務員証明書、そして特にアフリカ系アメリカ人が多くもちIDとして使う公的扶助証明証は、投票用の身分証名書として認められなくなりました。認められているのは、パスポート、運転免許証、そして70歳以上は更新を義務づけられないまま有効期限切れになっている身分証名書で、いずれも所有者が白人に偏っている証明書です。有権者の投票増加を目指す超党派組織、デモクラシー・ノース・カロライナ(Democracy North Carolina)代表のボブ・ホールから話を聞きます。

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    2016/3/16(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ジョン・ニコルズ:連邦最高裁判事指名を阻止を唱える共和党の脅しは言語道断

    オバマ大統領は本日、死亡した連邦最高裁判事アントニン・スカリアの後任としてメリック・ガーランドを指名しますが、共和党はどんな動きに出るでしょう?ガーランドはコロンビア特別区連邦控訴裁判所の主席判事で、中間派とみられています。63歳のガーランドは、過去45年間で最年長の最高裁判事指名候補です。共和党はオバマが指名するあらゆる候補を阻止すると宣言しています。指名発表直前にネイション誌のジョン・ニコルズに話を聞きました。

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    2016/3/16(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ヒラリー・クリントンの晴れがましい夜:報道各社 バーニー・サンダースの選挙戦無視の動き

    民主党の予備選では、ヒラリー・クリントンがフロリダ、イリノイ、ノースカロライナ、オハイオ各州で勝利し、ミズーリ州でも僅か1,500 票差ですがサンダースをリードしています。15日夜、サンダースが演説を始めると、Fox ニュース、CNN、 MSNBC各局はいずれも場面を切り替えて、演説の代わりに解説者の話と図版の映像を流し、まもなくドナルド・トランプの演説が始まると予告しました。本日はまずクリントンとサンダース両候補の演説を聞き、その後、元オハイオ州上院議員でサンダース代理人のニナ・ターナーとジェニバ・リード=ビールに討論してもらいます。ジェニバ・リード=ビールは、2015年、交通違反取り締まりの職務質問に際して逮捕された後、テキサス州の留置所で死亡し全米での抗議運動に火をつけたサンドラ・ブランドの母親です。

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    2016/3/16(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ドナルド・トランプとお先棒をかつぐ人々:トランプ中毒の報道機関 全貌を伝えろとジョン・ニコルズが苦言

    15日夜、ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンは一連の勝利を収め、それぞれの党の大統領候補指名確保に向けて前進しました。共和党の予備選では、トランプがイリノイ、ノースカロライナ、フロリダ各州で勝利し、地元フロリダ州で敗北したマルコ・ルビオ上院議員は選挙戦から離脱しました。トランプはミズーリ州でもテッド・クルーズを僅差でリードしていますが、勝者が代議員全員を獲得できるオハイオ州では、同州現職知事のジョン・ケーシックが予備選初の勝利を収めました。予備選の結果とメディア報道について、ネイション誌記者のジョン・ニコルズから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/3/16(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ファシズム学の父 「ファシスト的表現とスタイルを積極的に取り入れるドナルド・トランプの姿勢には警戒を要する」

    「ファシズムは米国で起こりえるのか?」共和党大統領候補が最有力視されるドナルド・トランプがホワイトハウスへますます近づいている昨今、この問が繰り返し問われるようになって来ました。俳優のジョージ・クルーニー、コメディアンのルイ・C.K.、そしてアンネ・フランクの義理の姉妹にあたるエヴァ・シュロスを含む様々な人が、トランプはファシストではないかと指摘しています。3月はじめ、メキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領は、アドルフ・ヒトラーやベニート・ムッソリーニというファシストの独裁者を引き合いにしてトランプを批判しました。トランプはツイッターで、ムッソリーニの言葉の引用をリツイートしてもいます。ドナルド・トランプは本当にファシストなのでしょうか? ファシズム学の父であるコロンビア大学の社会科学名誉教授で、『ファシズムの解剖学』を含む複数の著書があるロバート・パクストンにこの疑問をぶつけてみました。

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    2016/3/15(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「ドナルド・トランプには恐怖を覚える」:元共和党議員が2016年大統領選 気候変動否定派と最高裁を語る

    元共和党下院議員のミッキー・エドワーズは、現代の保守派政治創始者と呼ばれています。エドワーズは「ヘリテージ財団」(Heritage Foundation)の初代理事会の一員でした。エドワーズは下院共和党政策委員会委員長も務めました。しかし、大統領選や気候変動、グアンタナモ問題に至るまで、現在の米国の政局に対するエドワーズの分析に、視聴者は驚くかもしれません。

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    2016/3/15(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 元共和党下院議員ミッキー・エドワーズ:米政治システムは民主的ではない

    3月15日は「スーパー・チューズデー・パート3」と呼ばれ、フロリダ、イリノイ、ミズーリ、ノースキャロライナ、オハイオの各州と、北マリアナ諸島自治連邦区で民主、共和各党の、予備選挙および党員集会での投票がおこなわれます。共和党の予備選ではオハイオ州とフロリダ州に注目が集まっています。オハイオ州のジョン・ケーシック知事、そしてフロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員は、それぞれの地元州で勝利をおさめられるのか、それともドナルド・トランプが共和党大統領候補指名をさらに確実にするのでしょうか? バーニー・サンダース上院議員は3月第2週の予備選のミシガン州につづき、またも予想外の勝利をおさめることができるでしょうか? 世論調査によれば、クリントン元国務長官とサンダース議員は、オハイオ、イリノイ、ミズーリ州で接戦となっています。しかし米国の選挙はどれほど民主的なのでしょう? 元オクラホマ州選出の下院議員で、The Parties Versus the People: How to Turn Republicans and Democrats into Americans(『政党対市民――共和党員と民主党員をアメリカ市民に変えるには』)著者、ミッキー・エドワーズに話を聞きます。

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    2016/3/15(Tue)
    記事番号: 
    1

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