イエメンの著名なジャーナリスト、アブドゥレラ・ハイダー・シャイアは、オバマ大統領からの要請でテロ関連の罪で3年に渡り拘束された後に釈放されました。シャイアは、2009年12月に米国巡航ミサイルがイエメンのアル=マジャラ村を攻撃して、女性14人、子ども21人を含む41名の死者を出した事件を公にする手助けをしました。2011年、当時イエメン大統領だったアリ・アブドラ・サーレハは、シャイアに恩赦を与えるつもりであることを発表しましたが、明らかにオバマ大統領から電話を受けたあと、考えを変えました。ホワイトハウスはシャイアの釈放に「懸念し、失望している」と声明を発表しています。「この声明の文脈を考えるべきです。ホワイトハウス側は、イエメンのジャーナリストが、イエメンの刑務所から釈放されたことに、懸念と失望感を表面しているのです」と、ネイション誌の安全保障担当記者で、新著と同名のドキュメンタリー映画Dirty Wars(『汚い戦争』)でもシャイアを取り上げた、ジェレミー・スケイヒル記者は言います。「シャイア記者は、米国による巡航ミサイル攻撃が、40人近い女性と子どもを殺したことを明らかにする度胸を持っていいたために、投獄されたのです。