2月27日、トランプ大統領の元私設顧問弁護士マイケル・コーエンが米連邦議会の公聴会で5時間に及ぶ爆弾証言を行い、トランプは大統領就任前も就任後も複数の犯罪行為に手を染めたと証言しました。コーエンはその証言の中で、トランプが複数の女性に口止め料を支払うことで選挙資金法に違反したこと、非課税法人であるトランプ財団が私的目的に使われているという不正を暴き、納税申告書は監査中であるため公表できないというトランプの発言は嘘であると証言しました。加えて、トランプは2016年の大統領選中、ウィキリークスがヒラリー・クリントン陣営に打撃を与えるために大量の電子メールを公表する準備を進めていたことを事前に知っていたとも主張しています。また、トランプは、公的に否定していたにも関わらず、2016年の大統領選が始まってからもモスクワのトランプ・タワー建造計画の進行具合を何度も確認していたと証言しました。しかし、コーエンは選挙中にトランプがロシアと共謀していたという直接的な証拠は目撃していないと語っています。コーエンは、以前議会で証言した際の偽証罪、一連の金融犯罪および選挙法違反で2か月後には3年の禁固刑に服役することになっています。安全保障および市民の自由を専門とする独立ジャーナリスト、マーシー・ウィーラーに話を聞きます。ウィーラーは独自のサイトEmptyWheel.netを運営しています。