デイリーニュース

  • 159ドルのジャケットを盗んで一生刑務所に?暴力を伴わない犯罪で3200人が仮釈放無しの終身刑に服役中

    アメリカ自由人権協会(ACLU)の新調査により、全米で3200人以上が、暴力を伴わない犯罪で仮釈放無しの終身刑に服しているというショッキングな事実が発覚しました。この囚人のうち、80%は麻薬関連の犯罪で有罪となり服役中です。65%はアフリカ系アメリカ人、18%は白人、16%はラティーノ。これを根拠にACLUは「極端な人種的格差」を指摘します。終身刑にいたった犯罪の中には、トラックからガソリンを窃盗、万引き、クラック用パイプの所有、マリファナを10ドルで販売、盗難小切手の現金化未遂などが含まれます。人権リサーチャーでACLUの新報告書 A Living Death: Life Without Parole for Nonviolent Offenses. (『生き地獄:非暴力的犯罪で保釈無しの終身刑』)の著者、ジェニファー・ターナーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/11/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 修道女が語る「麻薬戦争」:コンスエロ・モラレス メキシコ麻薬カルテルと腐敗した警察に対する反対運動を語る

    メキシコの麻薬戦争と、数千人の誘拐、拷問、消息不明、殺害事件の責任を追及する動きを見ていきます。最近秘密文書指定を解かれた在メキシコ米大使館と領事館からの公電によって、麻薬カルテルがここ数年「法の手がほぼ入ることなく」活動してきたことが明らかになりました。多くの場合、これら麻薬組織は政府当局と地域社会を牛耳り、思いのままに誘拐や殺害を行っています。一方ヒューマン・ライツ・ウォッチは、メキシコの治安部隊が「対麻薬戦争」の一部と称して暴力による失踪に関与してきたこと、そしてその関与を隠蔽しようとしていることを突き止めました。メキシコで、人権を侵害された人々の保護とその侵害を行った者への責任追及の戦いを先導している、シスター・コンスエロ・モラレスに話を聞きます。1992年、シスター・モラレスは「人権を守る市民の会」(Citizens in Support of Human Rights)の設立に協力しました。この団体は麻薬カルテルとメキシコの治安部隊による人権侵害を記録することを先頭に立って行い、被害者を支援してきました。シスター・モラレスは先日、ヒューマン・ライツ・ウォッチより活動の功績を認められ2013年度アリソン・デ・フォージュ賞を授けられました。

    dailynews date: 
    2013/11/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米上院歴史的採決へ 米軍内に蔓延する性的暴力への対応を指揮系統の外へ

    米軍内で起きた性的暴力についての訴えへの対処に関して、米上院は全面的な変更を近く採決する予定です。ニューヨーク選出の民主党のキルステン・ジルブラント上院議員は、民主38人、共和8人の、合計46人の上院議員が、性的暴力事件を裁判にかけるかの決定権を、軍内の指揮系統から外し、独立した軍事検察官に委ねるという提案を支持していると語りました。11月第2週、米国防総省は、2012年度の軍内の性的暴力事件が46パーセンのト増加だったことを発表しました。前年の同期間の届出が約2400件たっだのに対して、2012年10月から2013年6月までに合計3500件以上の性的暴力事件の届出がありました。同省当局者は増加の理由を、事件を公表する被害者の数が増えたためとしています。しかし階級に支配される軍内では、数多くの性的暴力事件が未だ未届けに終ります。最近の調査によれば、2011年だけで推定2万6000名が性的暴力の被害にあいました。アカデミー賞にもノミネートされた映画The Invisible War(『見えない戦争』)のプロデューサー、エイミー・ジーリングに話を聞きます。同作は米軍内の様々な組織で暴行を受けた退役軍人の経験をインタビューしています。

    dailynews date: 
    2013/11/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 暴露されたTPP:著作権法書き換えと ネット上の自由を制限する秘密の協定文書を ウィキリークスが公開

    ウィキリークスは、米史上最大の貿易協定となる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の一部となる予定の秘密文書の内容を公開しました。ここ数年、米国と環太平洋地域の12の国は、この包括的な合意を巡る交渉を密室で行ってきました。13日にウィキリークスが発表した、95ページのTPP草案の一章には、特許、著作権、商標、工業意匠に関連する合意の詳細が記されています。そしてこれらの事項がインターネット・サービス、市民の自由権、出版権から医薬品の入手しやすさなど、さらに広範囲の事項と関連していることも言及されています。反対派は同協定は知的財産権、製品の安全管理や、環境規制についての米国の法律を書き変える可能性があると言い、一方支持派は雇用創出と景気の後押しになるとしています。オバマ大統領とマイケル・フロマン米通商代表は、今年末までにTPPの最終案をまとめたい考えだといわれており、大統領に「特急権限」と呼ばれるものを与える法案を迅速に通過させるよう議会に圧力をかけています。11月第3週、下院の民主党議員151名と、共和党議員23名は、大統領が「外交を隠れ蓑に法を作る」勝手を許すつもりはないと、オバマ政権に対し書簡を送りました。

    dailynews date: 
    2013/11/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 新しいデモ規正法案が浮上 民衆革命が打倒したものより厳しい権威主義的統制に直面するエジプト

    エジプトでは、当局による礼状なし逮捕や家宅捜査を可能にしてきた、3ヶ月に渡る非常事態宣言と夜間外出禁止令の解除が発表されました。しかし、エジプトの人権活動家たちは、この国の暫定政府が、抗議行動を組織する権利を厳しく取り締まる極めて厳しいデモ規正法を、今にも制定するのではないかと恐れています。今回の非常事態法と外出禁止令は、エジプトで初めて民主的に選出されたモハメド・モルシ前大統領を支持するデモを弾圧する際に発動されました。その統治に反対するデモが広がり、その後7月に軍によって倒されたモルシ前大統領は、2012年に大統領官邸の外で行われた抗議者の殺害を扇動した容疑で現在裁判にかけられています。ところが、モルシの失脚後に起きた何百人ものモルシ支持者の殺害については誰も罪に問われていません。カイロを拠点とする独立系ジャーナリストでデモクラシーナウ!の特派員でもあるシャリフ・アブドゥル・クドゥースは次のように述べます。「エジプト軍部とムスリム同胞団はエジプトの国政の2大勢力として振舞っています。どちらも家父長制、秘密主義、うそつきといった特徴を備えていて、お互いの権力闘争の中でエジプトの社会基盤をめちゃくちゃにしてしまったのです。」

    dailynews date: 
    2013/11/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 独占: 機能不全の米移民法のもとで拘束されたデイブ・ピエールが語る1144日のサバイバル

    20年にわたって機能してこなかった移民政策に関連して、番組ではデイブ・ピエールの生死をかけた物語を検証します。ピエールは3年間移民拘置所に拘束された後、つい先日釈放されました。ピエールはアンティグアからの移民で、2歳のときに初めて米国にやってきました。2009 年、彼は交通違反の罰金を払いに出向いた所、不法入国という罪で逮捕されました。まず刑務所に送られた後、移民拘置所へ収容され、そこで3年間、釈放を求め ながら強制送還されぬよう戦い続けました。彼は、アラバマ州からペンシルバニア州、各所の拘置所と刑務所で過ごした1114日を記録した手紙を、誰でも話を聞いてくれそうな人々に出しました。その中にはデモクラシーナウ!もあったのです。10月25日、突然ピエールは釈放を言い渡されました。この釈放の少し前に、ペンシルバニア州ヨーク郡刑務所で、アンティグア出身の同胞、35歳のティオンベ・カルロスが自殺しています。この郡刑務所には、ピエールとカルロスの2人のほか900人の移民が収容されていました。番組ではピエールを迎え、長期の拘置所生活、そして、最近彼が出に入れた自由が、拘置仲間の自殺と関連しているかもしれない可能性について話してもらいます。カルロスの自殺を独自調査している「自由への家族」(Families for Freedom)代表のアブラハム・パウロスも迎えます。

    dailynews date: 
    2013/11/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「犯罪者として扱われる黒人死体」: デトロイトで10代の少女を射殺した白人男性 罪に問われず

    19歳の黒人女性レニーシャ・マクブライドが、白人男性が所有する家のフロントポーチで射殺された事件をめぐり、デトロイト周辺で怒りが高まっています。マクブライドは自動車事故にあい、助けを求めにいったところを殺された、と彼女の家族は言っています。その家の所有者は警察に、マクブライドが自分の家に侵入しようとしていたと思うと述べていますが、彼女に対して発砲したことについては事故だったと供述しています。今のところ誰も罪には問われていません。検死の結果、マクブライドはショットガンで顔面を撃たれていましたが、近距離からではなかったことが分かりました。デトロイトから米国イスラム関係評議会(Council on American Islamic Relations)ミシガン支部事務局長のダウード・ワリードと作家、活動家で映画制作者のドリーム・ハンプトンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/11/13(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ジョン・ケリーがジョン・F・ケネディ暗殺事件の公式説明を疑問視 トム・ハートマンが語る『秘密の遺産』

    1963年のジョン・F・ケネディ大統領(JFK)の暗殺事件は、2013年11月に50周年を迎えます。私たちのゲスト、トム・ハートマンは2009年のラマー・ウォルドロンとの共著Legacy of Secrecy: The Long Shadow of the JFK Assassination(『秘密の遺産:JFK暗殺の長い影』)の中で、この暗殺事件について書きました。ワーナー・ブラザーズ社は現在、レオナルド・ディカプリオをFBIの情報提供者ジャック・バン・ラニンハム役に配し、同著の映画化を進めています。JFKの暗殺は、11月第1週にNBCで放送されたインタビューのなかで、ジョン・ケリー米国務長官が、JFKを射殺した暗殺犯が単独犯だったことに疑問を表明したことでもニュースに取り上げられています。ケリーは11月10日、これらのコメントについてNBCのデビッド・グレゴリーから質問を受けましたが、暗殺にまつわる陰謀の可能性について自分の考えを詳しく述べることは拒否しました。

    dailynews date: 
    2013/11/12(Tue)
    記事番号: 
    3
  • トム・ハートマンが語る自身の新著『2016年の破綻:米国破壊計画とそれを阻止するためにできること』

    米国は新たな経済的崩壊に直面する可能性があるのでしょうか? 作家でブロードキャスターのトム・ハートマンは過去の経済危機を振り返り、驚くべき結論に達しました。「私たちの国を念入りに見ない限りは、物事はうまくいっているように見えます。米国は完全に見えます。しかし、この国の“暗い裏側”に回りこむと、衝撃的な真実が見えるでしょう。そこで目にするのは、核となる基礎が空洞化している一つの国の姿です」と、ハートマンは彼の新書The Crash of 2016: The Plot to Destroy America — And What We Can Do to Stop It(『2016年の破綻:米国破壊計画とそれを阻止するためにできること』)の中で記しています。

    dailynews date: 
    2013/11/12(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「この狂気を止めよう」:国連気候会議フィリピン代表がハンガーストライキ 何もしない国際社会に抗議

    ポーランドで開催される国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)の開幕日、観測史上最大級の台風「ハイヤン」に見舞われたフィリピンの気候交渉代表は、気候問題の危機に取り組むことを世界に対して涙ながらに訴えました。この台風で少なくとも1万人が死亡したと見られています。「故国フィリピンで食料難に苦しんでいる同胞、そしてここ3日間何も食べていない私の兄弟との団結を示し、私は今ここで気候のための自発的な断食を始めます」と、イェブ・サニョは述べました。サニョは昨年2012年、約1100人の命を奪った巨大台風「ボーファ」の後、ドーハでの国連気候会議で演説しています。2013年の11月11日の演説で、サニョは次のように言っています。「ドーハで私たちは問いかけました。『私たちでなければ誰が? 今でないならいつ? ここでないならどこで?』と。でも今ここワルシャワで、私たちは正に同じ率直な問いかけをすることになるでしょう。今回の非常に異常な気象現象によって私の国が今経験していることは狂気です。気候危機は狂気です。私たちはこの狂気を、ここワルシャワで止めることができるのです。」

    dailynews date: 
    2013/11/12(Tue)
    記事番号: 
    1

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