デイリーニュース

  • 「私が見たものは本当に私を動揺させ始めた」:米国無人機戦争がスノーデンにNSA文書を漏えいさせた過程

    ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドは、自らの新刊『暴露 スノーデンが私に託したファイル』の中で、エドワード・スノーデンの個人的な話と、スノーデンが米国の監視体制を暴露した動機についての新たな詳細を明らかにしています。「私が見たものは本当に私を動揺させ始めました。私は、無人機が殺害の標的としているだろう人間を監視しているそのさまを、リアルタイムで見ることができたのです。」と、スノーデンは国家安全保障局(NSA)の契約社員だった当時のことについて、グリーンウォルドに語りました。「村々の全体を見渡し、そこで誰が何をしているのかも見ることができました。また、私は、NSAが誰かがキーボードを打っているのと同時にその人のインターネット活動を追跡しているのも見ました。そして、米国の監視能力がいかに侵略的なものになったのかに気付くようになりました。この体制の本当の底深さを実感しました。そしてそのことに気づいている人はほとんどいなかったのです。」

    dailynews date: 
    2014/5/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「すべて収集せよ」:グレン・グリーンウォルドが語るNSAのハードウェア盗聴、経済スパイ活動、国連に対する監視

    エドワード・スノーデンに初めて会ってから約1年を経て、ピュリッツァー賞受賞のジャーナリスト、グレン・グリーンウォールドは引き続き、国家安全保障局(NSA)と米国という監視国家の新たな秘密を明らかにし続けています。彼の新刊『暴露 スノーデンが私に託したファイル』が、5月13日に発売されます。同書には、米国から輸出されるルーターやサーバー、その他のコンピュータ・ハードウェア機器をNSAが定期的に出荷途中で抜き取っていたことに関する新たな詳細など、以前は極秘扱いだったNSAの多くの文書が含まれています。同書の中で公開された漏えい文書によると、NSAは機器を抜き取るとそこに秘密の監視装置を埋め込み、工場のシールを貼って機器を再度梱包して送っていました。これによりNSAはすべてのネットワークとそのユーザーにアクセスすることができます。同書には、NSAのエージェントがCISCOのマークが付いた箱を開けている写真を示す、以前には極秘だったNSAのファイルが掲載されています。その下には「盗み取ったパッケージは慎重に開けられる」という短い説明文があります。別の覚書には、無線諜報のノウハウは「実際に手を動かすことがとても多い(文字通り!)」と書かれています。

    dailynews date: 
    2014/5/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 拉致後初の映像公開 ボコ・ハラムがナイジェリア女子学生と受刑者の交換を要求

    ボコ・ハラムは、約1ヶ月前に拉致したナイジェリアの女子学生らを写した動画を公開しました。約300人の女子学生の半分ほどがそのテープの中に写されており、コーランの一説と思われるものを唱えていました。ボコ・ハラムの指導者アブバカル・シェカウは女子学生らの解放と引き換えに、服役中のボコ・ハラムのメンバー全員の釈放をナイジェリア政府に要求しているとみられています。本日はナイジェリアのジャーナリストでニュースサイト「サハラ・レポーターズ」を運営しているオモイェレ・ソウォレに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/5/12(Mon)
    記事番号: 
    3
  • CIAによるパキスタン偽ポリオワクチン計画 世界的な保健危機に油を注いだ?

    世界保健機関(WHO)が、アジア、アフリカ、中東でのポリオの感染拡大について、協調した「国際的な対応」が必要な公衆衛生上の緊急事態を宣言しました。この麻痺を引き起こすウイルスのさらなる感染拡大の危険性が最も高いのはパキスタン、カメルーン、シリアの3ヶ国です。異例の措置として、WHOは、これらの国の全年齢の全居住者に対し、国外に移動する前にワクチン接種を受けるよう勧告を出しました。WHOはまた、アフガニスタン、赤道ギニア、エチオピア、イラク、イスラエル、ナイジェリア、ソマリアの7ヶ国にも、国外へ出る予定のある人全員にワクチン接種を「勧める」べきだと述べています。最近まで、ポリオは何十億人もの子どもへのワクチン接種を促す25年間の運動のおかげで、ほぼ根絶されていました。パキスタンでは、ポリオ感染者の数が増加したのは、ウサマ・ビンラディン捜索時のCIAの機密作戦に関係があるとされています。パキスタンの医師の協力の下、CIAは、ビンラディンの家族からDNAを採取するために、アボタバードで偽のワクチン運動を仕掛けました。それ以降、タリバン政権は、予防接種の禁止を発表し、医療従事者の命を狙うような攻撃を開始しました。

    dailynews date: 
    2014/5/12(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ウクライナ東部で大混乱の住民投票 交渉が国の分裂阻止への唯一の道か

    大急ぎで準備されたウクライナ東部の2つの地域の独立を問う住民投票で、親ロシア派が圧倒的勝利を宣言しました。投票は、ウクライナからの離脱、ロシアへの編入へ投票したクリミアの住民投票から2ヶ月もたたない間に、ルガンスク州とドネツク州で行われました。ロシア政府は、住民投票の結果を尊重すると発表していますが、クリミアを併合したようにウクライナ東部を併合する計画はまだ示唆していません。住民投票は、投票条件が整備されないまま、親ロシア派と親ウクライナ派が衝突するという大混乱の中で行われました。本日はニューヨーク大学とプリンストン大学の名誉教授(ロシア研究・政治学)のスティーブン・コーエンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/5/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • コロラドにマリファナ難民が集まる中 医学界は薬事法の改正を迫るか?

    現在、米国の20の州とワシントンDCでは、マリファナの医療目的での使用を認め、規制をほとんど行っていません。しかし、保険会社はこのような治療にかかる費用を補償の対象にしていません。連邦法では、マリファナはスケジュール1に指定された使用禁止薬であり、所有は違法とされています。このような現状に対し、マリファナをめぐる論議が活発化しています。コロラド・スプリングス・ガゼット紙の記者でピュリッツアー賞受賞ジャーナリストのデイブ・フィリップスに話を聞きます。最近、"As success stories of kids fighting seizures with cannabis oil mount, legal landscape is changing. (子供の発作のカナビスオイルによる治療の成功例の増加を受け、法規制分布に変化)"という記事を書きました。医療用マリファナのパイオニア、マーガレット・ゲディ医師と9歳のてんかん患者の娘をカナビスオイルで治療するため、コロラドに娘と共に移住した母親にも話しを聞きます。

    dailynews date: 
    2014/5/9(Fri)
    記事番号: 
    2
  • マリファナ難民:バージニア州の家族 カナビスオイルでの小児てんかん治療を求めてコロラド州に移住

    2013年、ダラ・ライトルと9歳の娘、マデリーンはバージニア州からコロラド州に移住し「マリファナ難民」になりました。当時、マデリーンは1日に数百回も発作に襲われていました。バージニア州の主治医から脳外科手術を勧められた後、ダラは同じような症状の子供たちの治療にカナビスオイルが使われていることを耳にしました。オイルは効果てきめんでした。けれども米国の多くの州ではこのオイルは違法薬物とみなされていたため、母娘は治療を続けるため、これが合法的に手に入るコロラド州に移住せざるを得ませんでした。コロラド・スプリングス・ガゼット紙によると、さまざまな病気の治療のためにカナビス・オイルを入手できるよう、職や家、家族を置いて43州からやってきた「マリファナ難民」が少なくとも115世帯みられます。デンバーからダラとマデリーンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/5/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 州の保護下にありながら虐待されたコネチカット州のトランスジェンダーのティーン 罪状もないまま独房で拘束

    dailynews date: 
    2014/5/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 脅迫と検閲にも関わらず声を上げる被害者たちによって新たな性的虐待スキャンダルに直面したプロテスタント教会

    プロテスタント教会の世界でも、カトリック教会を揺るがしたのと同様の性的虐待スキャンダルが明るみにでる瀬戸際にあるのでしょうか? キャサリン・ジョイス記者に話を聞きます。彼女は、「アメリカン・プロスペクト」(The American Prospect)誌の特集で、ジェリー・フォルウェル牧師により創設されたリバティー大学(Liberty University)の法律教授で、性的虐待事件を多く手がけた元検事でもあるボズ・チヴィジャンについて取り上げています。チヴィジャン教授は自己の経験から団体「キリスト教環境における虐待と取り組む信者の会」(Godly Response to Abuse in the Christian Environment/GRACE)を作りました。2014年2月に福音主義で有名なボブ・ジョーンズ大学(Bob Jones University)が教員と学生に対し性的暴力に関する聞き取りのためGRASEと契約しましたが、結果報告を出す直前に契約解消、それに対する世間の非難を受けて再契約したことが、大きなニュースとなりました。チヴィジャンは、著名な福音伝道師、ビリー・グレアム牧師の孫にあたります。

    dailynews date: 
    2014/5/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 国連拷問禁止委員会がバチカンを性的虐待で調査  被害者は数十年に渡る隠蔽を止めるよう教会に求める

    5月第1週、国連拷問禁止委員会(The U.N. Committee on Torture)はバチカンに対し、カトリック教会内で行われてきた性的虐待事件の処理について非常に疑問視していると述べました。この公聴会の4ヶ月前には、国連子どもの権利委員会(the U.N. Committee on the Rights of the Child)が、バチカンは数十年に渡り組織的に虐待を見て見ぬ振りをし、性的犯罪を隠蔽しようと試みてきたと非難したばかりです。今回の公聴会では、シルヴァノ・トマシ大司教が、カトリック教会は子供への性的虐待を理由に、過去十年の間に800名以上の聖職者を解任したと明かしました。公聴会には何人もの性的虐待被害者も出席しており、今日の番組ゲスト、「聖職者による虐待被害者ネットワーク」(Survivors Network of those Abused by Priests)会長で創設者のバーバラ・ブレインもそのひとりです。「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)の上級常勤弁護士および、「聖職者による虐待被害者ネットワーク」の国際的な支援活動の相談役も務めるキャサリン・ギャラガーにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/5/8(Thu)
    記事番号: 
    1

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