テロ容疑でグアンタナモに収容されていた最年少の囚人オマル・ハドルが、カナダの刑務所から仮釈放されました。トロント生まれのハドルは、2002年にアフガニスタンで米軍に拘束されました。グアンタナモ収容所へ移送されたときには16歳になっていました。ハドルは、世界第二次大戦以降では初めて、未成年のときに犯した行為について戦争犯罪の容疑で軍事裁判所に起訴されました。グアンタナモに収容されて8年が経ち、彼は2010年に一人の米兵を殺害した手りゅう弾を投げたことを認めました。彼の弁護士は、彼の供述は拷問や残忍行為によって得られた違法なものだと主張しています。司法取引の一環として、米政府は後に彼をカナダの刑務所へ移送することを許可しました。ハドルは米国の裁判所に戦争犯罪の有罪判決に対して控訴している間、自由の身となります。本日は、トロント・スターの国家安全保障担当記者でGuantanamo’s Child: The Untold Story of Omar Khadr(『グアンタナモの子供 ~オマル・ハドル秘話』)の著者ミシェル・シェファードに話を聞きます。