次回空港で過ごす際は、自分の足下をじろじろ見ない方が良いかもしれませ ん。そして目を大きく見開いて誰かを見つめないようにした方が良いでしょう。この二つの身振りは「怪しいしぐさ」として米国TSA(運輸 保安局)の照合表に記されています。『インターセプト』はこのプログラムの性質を懸念する情報源から機密文書を取得しました。それによれ ば、TSAは、「そわそわすること」や「荒い息づかい」や「咳払い」などの身振りがストレスや虚偽を示すとして、それらを根拠にテロリス トの可能性のある人物を認識しています。この照合リストはTSAの「観察テクニックによる乗客検査」と呼ばれる異論の多いプ ログラムに入っています。特別な訓練を受けた行動検査官といわれる検査官は、検査場を通る乗客を観察し、彼らに接触します。2007年の プログラム開始以 来、TSAは9億ドル以上を費やして検査官数千人を訓練し、配備してきました。しかし米政府説明責任局(GAO)は、「航空の安全に危険 をもたらす恐れの ある人々を認識するのに行動指標は役立つ」とするTSAの主張を裏づける証拠はないと述べています。