米国が煽る麻薬戦争にメキシコで抗議が起こる中 教会に避難する無資格移民を支援するサンクチュアリ運動
2014/11/21(Fri)
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メキシコのアヨツィナパ師範学校の学生43人が9月に警察の攻撃を受けて以来行方不明になっている事件に対し、11月20日、世界各地で正義を求める抗議の日が実施されました。11月になってメキシコの当局は、2人の容疑者が学生たちの殺害と遺体の焼却を自白したと発表しました。自白に基づき、捜査員たちは焼却で著しく損傷した遺体を発見し、身元の分析が行われています。学生たちの家族と級友たちのキャラバンが20日にメキシコシティに集結したのを契機に、メキシコ全土で怒りの声が沸きあがりました。何万人もが、都市の中心にある広場で集会を開き、エンリケ・ペーニャ・ニエト大統領の高さ30フィートの彫像に火をつけました。この日の抗議行動の組織者のひとり、フアン・カルロス・ルイスがゲストです。司祭でコミュニティ活動家でもあり、エピスコパル派ロングアイランド司教区の移民連絡役も務めています。ルイスは新サンクチュアリ運動の共同創設者でもあります。この運動は、国外退去を避けるため教会に避難している全米の移民を支援しています。
