『仕事は報いてはくれない』

2021/2/17(Wed)
Video No.: 
3
9分

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2021学生字幕翻訳コンテスト  課題3:「ギグエコノミー」の受賞作です。

新型コロナ感染症の拡大による経済危機で、何百万人ものエッセンシャルワーカーが、低賃金で不安定な労働条件の悪影響をもろに受けています。労働と経済的正義をテーマとするジャーナリストのサラ・ジャフィに、彼女の新著Work Won’t Love You Back:How Devotion to Our Jobs Keeps Us Exploited, Exhausted, and Alone(『仕事は報いてはくれない~~どれほど尽くしても、仕事は、私たちを搾り取り、疲れ果てさせ、孤独にする』)について話を聞きます。

かつては、労働は生活を支えるために行う苦役であり、苦しくてつまらないものと考えられていたのに、いつのまにか「好きでやる仕事」という神話が誕生し、ブラックな職場の増大につながってきたと彼女は分析しています。コロナ禍で顕わになった不条理により、「好きでやる仕事」神話は崩壊しました。いまやエッセンシャルワーカー達は、命の危険を冒しても職場に出勤することを期待されますが、それによって得られる報酬は、生活を支えるのに十分ではないのです。

•サラ・ジャフィ(Sarah Jaffe):フリーのジャーナリスト、著作家。新著はWork Won’t Love You Back: How Devotion to Our Jobs Keeps Us Exploited, Exhausted, and Alone

Credits: 

字幕翻訳:小山奈菜子・平歩実 ノートルダム清心女子大学文学部英語英文学科3年(2021年コンテスト当時)   監修:中野真紀子

English Script: 
https://www.democracynow.org/2021/2/17/work_wont_love_you_back_jaffe