シリア政府は国民に対する戦争を始めた アサド体制下の民衆弾圧
2011/8/15(Mon)
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16分
シリアの内外で民主化を要求して戦う人たちは、親子2代にわたるアサド政権の戒厳令に基づく独裁体制の下で、どのような人生を送ってきたのでしょうか。シリアの第一線の人権弁護士で投獄されていましたが今年になって釈放されたハイサム・マレフと、彼の息子で人権活動家のイヤス・マレフに話を聞きました。
シリアの民主化運動に最初に火がついた頃、政府当局は、国際社会からの圧力にもかかわらず、反体制デモ参加者への弾圧を強化しました。2011年8月15日朝、シリアの戦車と小型砲艦が地中海の主要港湾都市ラタキアに対して砲撃を行い、一人が死亡し、13日に政府軍が同士へ進攻してからの死者数は少なくとも28人になりました。これに先立ち、12日には数万人規模のアサド政権への抗議デモが行われました。13日には治安部隊に殺害されたとされる活動家4人の葬儀が首都ダマスカスの郊外、ドゥ―マで行われ、多くの参列者が集まりました。(中野)
*ハイサム・マレフ(Haitham Maleh)シリアで人権活動を長く続ける弁護士。今年、獄中から開放された。
*イヤス・マレフ(Iyas Maleh)シリアの人権活動家弁護士。ハイサム・マレフの息子。
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字幕翻訳:桜井まり子/全体監修:中野真紀子/ウェブ作成:丸山紀一朗