◇学生字幕翻訳コンテスト2023課題ラインアップ◇


2023年度(第9回)コンテストの課題動画です。複数の課題に挑戦することも可能ですが、申し込みは各動画ごとに別々に行ってください。ここに指定した参考動画の他にも、関連するテーマの字幕つき動画がデモクラシー・ナウ!ジャパンの動画アーカイブにありますので、探してみてください。
課題ごとの参考動画は、YouTubeチャンネルからも見られます。 → YouTube「2023学生字幕翻訳コンテスト参考動画リスト」

☆☆☆2022年度の受賞作品の字幕動画を掲載しました。YouTubeのプレイリストでご覧ください。


だんだん締め切りが近づいてきましたが、今からでも十分に間に合います。現在、課題ごとの申し込み数にり偏りが出ていますので、申し込み状況(10月9日現在)をお知らせします。申し込みが少なめのところに応募すると、受賞の確率が上がります。逆に、集中している課題は競争率が高くなります。参考にしてください。
 


課題1:リプロダクティブ・ライツ

「ロー対ウェイド」判決が覆されて半年 米国の「中絶の権利」の現在地(9分)
http://democracynow.jp/dailynews/23/01/18/1

妊娠中絶の権利を憲法で保障した1973年の「ロー対ウェイド」判決は、50周年を目前に超保守派が多数を占める連邦最高裁によって覆されてしまいました。安全で合法的な中絶の権利が否定されたことから、米国の12の州で中絶医療が全面的に禁止されました。その一方で、中絶医療へのアクセスを手厚くする州もあり、性と生殖についての選択権(リプロダクティブ・ライツ)の要求を活性化させる結果にもなっています。エイミー・リトルフィールド記者に、最新の状況を聞きます。 ☆課題は前半9分のみ

日本語字幕つき参考動画:ご近所の敵、中絶の権利をめぐる街角の闘い ( YouTubeでも視聴可)


課題2:シリコンバレーの光と影

「カリフォルニアと資本主義と世界の歴史」 著者マルコム・ハリスが新刊『パロアルト』を語る (12.5分)
http://democracynow.jp/dailynews/23/02/27/2

新刊『パロアルト~カリフォルニアと資本主義と世界の歴史』について、著者のマルコム・ハリスに話を聞きました。ハリスの故郷パロアルトは、シリコンバレーの中心に位置し、多数のテック系億万長者を輩出しました。独自の資本主義ブランドを世界中に送り出し、資本主義経済を新たな段階に導いた土地ですが、影の部分は語られてきませんでした。

日本語字幕つき参考動画:言論の自由を審判:インターネットの未来が変容しかねない最高裁審問YouTubeでも視聴可)


課題3:危険な挑発

米国の「危険な」政策と「西側の偽りの説明」がロシアや中国との緊張を煽る(13分)
http://democracynow.jp/dailynews/22/08/30/1

コロンビア大学の経済学者ジェフリー・サックス教授と、欧米の覇権主義ならびに米国のロシア、ウクライナ、中国について話します。サックス教授はソ連崩壊時に自由主義経済移行をアドバイスした人物で、この地域の実情を熟知しています。その人物が、米国の政策を真っ向から批判し、ウクライナに続き中国に対しても威圧的な軍事対立戦略を取っていると危険を警告します。 ☆課題は前半13分のみ。

日本語字幕つき参考動画: 経済学者ジェフリー・サックス:米国の違法な経済制裁がベネズエラを荒廃させ4万人以上を死なせたYouTubeでも視聴可)


課題4:世界経済の危機

スティグリッツ「戦争・コロナ禍・気候変動が世界中で経済危機を引き起こしている」(10.5分)
http://democracynow.jp/dailynews/23/03/07/1

富裕層は自分たちの利益のために世界経済を操っていると、国連総長が非難しました。著名な経済学者ジョセフ・スティグリッツ氏は、戦争やパンデミックや気候変動が世界中で経済危機を引き起こしていることを語り、それに加えて米国のFRB(連邦準備制度理事会)の高金利政策がグローバルサウスの状況をさらに悪化させていると指摘します。すでに債務を抱えて苦しんでいる国々が、新たな借り入れのコスト上昇に直面しているからです。 ☆課題は前半10.5分のみ

日本語字幕つき参考動画:経済学者J・スティグリッツ 米国主導の世銀・IMF体制に挑戦する新BRICS銀行に大喝采YouTubeでも視聴可)


課題5:中南米

初のアフリカ系副大統領が登場したコロンビアで、アフロ・コロンビアンの抵抗の歴史と感性を描く音楽映画プロジェクトがスタート(8.5分)
http://democracynow.jp/dailynews/22/07/26/9

コロンビアでは2022年の選挙で初のアフリカ系女性の副大統領が誕生しました。それに絡めてコロンビアの新しい音楽映画プロジェクト「El Duende」(精霊の力)を紹介します。アフロ・コロンビアンの抵抗の歴史、伝統を主題に置き、環境と結びついたネイティブ音楽を探求します。アフリカに先祖を持つマリンバ楽器奏者の一家ディナスティア・トレス(Dinastía Torres)の物語です。☆課題は前半8.5分のみ

日本語字幕つき参考動画:殺される環境保護活動家たち 資源開発の裏側で起きていること  (YouTubeでも視聴可)


課題6:グリーンスライド

豪州のグリーンスライド 気候危機の波が緑の党&労働党を押し上げ石炭推進政権を倒す (10.5分)
http://democracynow.jp/dailynews/22/05/23/1

オーストラリアでは、「グリーンスライド」と呼ばれる今回の総選挙(5月21日)で与党自由党が破れ、10年近く続いた保守政権に終止符が打たれました。主な争点は気候変動でした。新首相に選ばれたのは、中道左派の労働党のアンソニー・アルバニージ党首です。2018年から首相を務め石炭産業を推進してきた右派のスコット・モリソン自由党党首は敗退しました。有権者の支持は圧倒的に気候対策強化を訴える候補者に集まり、労働党が議会の最大勢力となりました。その原動力は、何だったのか?
日本語字幕つき参考動画:「ピンチはチャンス」ナオミ・クライン 巨大ハリケーン「サンディ」後の戦略を語るYouTubeでも視聴可)


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