映画『帝国の収穫』で見る米国と移民の「切っても切れない関係」

2012/9/25(Tue)
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31分

デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスの著書『帝国の収穫』が映画化されました。このセグメントに出てくるテレビキャスターは興味深いことを言います。「私たちが移民に何をしたというの?奴隷制の遺産がある私たちは黒人に対して借りがある。でも移民は米国にこれまでいなかったのに」。米国の移民法の改正の歴史を見ると、どの時代にどのエスニックグループが脅威とされたかを表わしているようです。1980年代以降、脅威とされたのがラティーノ・ヒスパニック系の移民でした。

そもそも移民が移民になる原因を作ったのは米国であるとゴンザレスは強調します。「帝国の収穫」とは何なのでしょう。中南米で起きた内戦やクーデターと米国政府、米国企業が必要とする低賃金労働力を供給する中南米からの移民と米国の「切っても切れない関係」を解き明かしたのが『帝国の収穫』です。映画化され、貴重な映像も多数おさめられました。映画からの抜粋でぜひご覧ください。(桜井まり子)

*フアン・ゴンザレス(Juan Gonzalez):デモクラシー・ナウ!共同司会者。近著に News for All the People (『すべての人のためのニュース』)

*エドアルド・ロペス(Eduardo López):映画『帝国の収穫』共同監督

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字幕翻訳:川上奈緒子 校正:斉木裕明 Web作成:桜井まり子