【Express 】「何かが始まった」マイケル・ムーア監督が「ウォール街を占拠せよ」デモに

2011/9/28(Wed)
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ゲストは、ベストセラー作家でもある独立系記録映画のマイケル・ムーア監督。『ロジャー&ミー』、アカデミー賞受賞の『ボウリング・フォー・コロンバイン』、『華氏911』、『シッコ』、『キャピタリズム~マネーは踊る~』など数々の話題作で知られるムーア監督は、異端児・問題児としての半生を振り返る初の自伝を出版したばかり。監督はウォール街占拠を陣中見舞いに訪れ、この行動を、我慢の限界に達した民衆による歴史的な反撃の第一歩であると位置づけます。もう何かが動きだしたのだと語るムーア監督は、デモ参加者への警察による暴力が、上層部の明確な弾圧の意図を反映した組織的なものだと指摘し、「今や全ての人が映画監督だということを、警察は思い知るべきだ」と批判します。(斉木 裕明)

*マイケル・ムーア(Michael Moore):1954年生れ。多数の著書があり、『アホでマヌケなアメリカ白人』(柏書房刊)、『おい、 ブッシュ、世界を返せ!』(アーティストハウス刊)、『アホの壁inUSA』(柏書房刊)、『マイケル・ムーアへ─戦場から届いた107通の手紙』(ポプ ラ社刊)、『華氏911の真実』(ポプラ社刊)、『どうするオバマ?失せろブッシュ!』(青志社刊)が日本語に翻訳されている。今回刊行された自伝は Here Comes Trouble: Stories from My Life (『回想─問題児ができるまで』)。

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字幕翻訳:斉木裕明  サイト構成:桜井まり子